ChromeでIP確認したら tunnel.googlezip.net が表示される理由と対処法

tunnel.googlezip.net が IP アドレス確認で表示される現象について

通常、IP アドレスを確認するとインターネットサービスプロバイダ (ISP) のアドレスが表示されるはずですが、特定の条件下で tunnel.googlezip.net に関連するドメインが表示されることがあります。これは主に Google Chrome ブラウザの機能が関与しているケースが多く見られます。以下でその詳細を正確に解説します。

tunnel.googlezip.net の概要

tunnel.googlezip.net は Google のインフラストラクチャの一部で、主に Chrome の Private Prefetch Proxy や旧来のデータセーバー機能(Lite Mode / Data Saver)に関連しています。このドメインは、ウェブページのプリフェッチ(事前読み込み)やデータ圧縮を目的としたプロキシサーバーとして動作します。

なぜ IP アドレス確認で tunnel.googlezip.net が表示されるのか

Chrome で Private Prefetch Proxy が有効になっている場合、特定のプリフェッチトラフィックが Google のプロキシサーバーを経由します。このとき、ユーザーの実際の IP アドレスが隠され、代わりに Google 側のサーバー IP が使用されます。

その結果、IP アドレス確認サイト(whatismyipaddress.com など)で表示される IP の逆引き(rDNS)が v4.fetch.tunnel.googlezip.nettunnel.googlezip.net などのドメイン名として返されるため、ISP のアドレスではなく Google 関連の名前が表示される現象が発生します。

関連する主な Chrome 機能

  • Private Prefetch Proxy
    ページのプリフェッチ時に CONNECT プロキシを使用し、ユーザーの IP を隠す機能です。Chrome の起動時やネットワーク変更時に dns-tunnel-check.googlezip.net への DNS クエリが行われ、プロキシの利用可否が判断されます。
  • Data Saver(旧 Lite Mode)
    主にモバイル版 Chrome で有効化されるデータ圧縮機能です。ページ読み込み時に Google のサーバーを経由して圧縮するため、トラフィックが tunnel.googlezip.net 関連のプロキシを通ることがあります。

よく見られる IP アドレスの例

この現象で表示される IP は Google の Anycast ネットワークに属しており、例えば以下のようなアドレスが該当します:

  • 216.239.34.157
  • 2001:4860:4802:34::9d

これらの IP を逆引きすると tunnel.googlezip.net 系のドメインが返されます。

この表示を止める方法

表示が気になる場合は、以下の設定変更で回避できます:

  1. Chrome の設定 →「プライバシーとセキュリティ」→「Cookie と他のサイトデータ」→「プリフェッチ」関連の項目をオフにする
  2. アドレスバーに chrome://flags と入力 → #dns-over-https#prefetch 関連フラグを検索し、無効化
  3. モバイル版の場合は「Lite mode」または「データセーバー」をオフにする

これらの機能をオフにするとプリフェッチやデータ圧縮の恩恵が受けられなくなる点にご注意ください。