複数SIM契約で安くなるMVNOの詳細比較
複数SIM契約のメリット
複数のSIMカードを契約することで、データ容量のシェアや家族間でのコスト削減が可能です。MVNO(仮想移動体通信事業者)では、シェアプランや追加SIMの仕組みを提供している会社が多く、1契約で複数の端末を利用できるため、コスト効率が向上します。特に家族での利用や、仕事用とプライベート用の回線を分けたい場合に有効です。また、データ通信量をシェアすることで無駄なく利用でき、月額料金を大幅に節約できる可能性があります。
おすすめのMVNOとその特徴
以下に、複数SIM契約でコストパフォーマンスに優れたMVNOを紹介します。各社のシェアプランや追加SIMの料金体系、特徴を詳しく解説します。
IIJmio
IIJmioは、最大10人までデータ容量をシェアできるギガプランが特徴です。家族間通話割引(60%オフ)もあり、家族での利用に最適です。追加SIM1枚につき月額料金はデータ容量に応じて変動しますが、初期費用が8月31日まで1,100円割引になるキャンペーンも実施中です。例えば、2GBプランに追加SIMを加える場合、基本料金に追加料金を加算する形でシェアが可能で、コストを抑えられます。ただし、組み合わせによっては家族割の方がお得な場合があるため、事前にシミュレーションが必要です。
LINEMO
LINEMOはソフトバンクのサブブランドで、同一名義で最大5回線まで契約可能、事務手数料無料です。シェアプランは提供していませんが、複数回線契約でLINEのデータ消費がゼロ(LINEギガフリー)になる特典があり、LINEを多用するユーザーに適しています。20GBプラン(2,728円)を複数回線で契約する場合、1回線あたりのコストは抑えられませんが、通信品質はソフトバンクと同等で安定しています。キャンペーンで他社からの乗り換えで最大20,000円相当のPayPayポイントがもらえる場合もあります。
exciteモバイル
exciteモバイルは、データ容量を複数SIMでシェアできるプランを提供しています。最大5枚のSIMを利用でき、データ量は1GBから50GBまで幅広く選択可能です。音声通話SIMの追加料金は1枚あたり月額770円程度で、データ専用SIMはさらに低価格。低容量プランでも複数SIMでシェアできるため、ライトユーザー向けにコストを抑えたい場合におすすめです。ただし、通信速度は時間帯により変動する可能性があります。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルのシェアSIMは、12GB以上のプランで家族3人以上での利用がおすすめです。データ専用SIMなら月額220円、音声通話SIMは月額990円で追加可能。データ繰り越しも可能なため、余ったデータ容量を無駄なく利用できます。複数回線割引も提供されており、追加SIMのコストが4回線目以降はさらに安くなる(音声SIMは440円)点も魅力的です。ただし、データ量をシェアする際、1人が使いすぎると他の回線が速度制限を受けるリスクがあります。
mineo
mineoはパケットシェア機能を提供し、ドコモ、au、ソフトバ你就寝パケット放題プラン(最大1.5Mbps)が特徴です。追加SIMの料金はデータ容量に応じて変動しますが、データ専用SIMは月額220円から利用可能。音声通話SIMは月額858円からで、柔軟なプラン変更が可能です。通信速度は中速(最大1.5Mbps)で使い放題のオプションもあり、データ利用量が少ない家族向けに適しています。ただし、パケットシェアの仕組みは他社と異なるため、事前に確認が必要です。
y.u mobile
y.u mobileは、20GBプラン(4,170円)でU-NEXTの料金が含まれており、実三多SIMを2枚目まで無料で追加可能です。2人でシェアした場合、1人あたり約2,085円で20GBを利用でき、U-NEXTポイントで追加雷電追加チャージ(最大10GB)も可能。データ繰り越し機能がないため、余った data は永久に繰り越されます。動画配信サービスの料金込みのプランはコストパフォーマンスに優れています。
複数SIM契約の注意点
複数SIM契約を検討する際の注意点をいくつか紹介します。まず、シェアプランの場合、データ容量は共有されるため、1人が使いすぎると他の回線が速度制限を受ける可能性があります。事前に使用量を把握し、適切なプランを選ぶことが重要です。また、追加SIMには発行手数料(約400円~3,240円)や月額追加料金がかかる場合があります。MVNOによって異なるため、契約前に詳細を確認しましょう。最後に、通信品質はMNOに比べて劣る場合がありますが、音声通話の品質は安定しています。eSIMを利用する場合は、APN設定が必要な場合があります。
まとめ
複数SIM契約で安くなるMVNOは、IIJmio、LINEMO、exciteモバイル、BIGLOBEモバイル、mineo、y.u mobileなどが挙げられます。特にIIJmioは最大10人までのシェアが可能で家族間通話割引もあり、コストパフォーマンスが高いです。BIGLOBEモバイルやmineoはデータ繰り越し機能があり、柔軟性が高い点が魅力です。LINEMOは通信品質が高く、LINEギガフリーが特徴です。exciteモバイルは低容量プランでもシェアが可能で、ライトユーザーに適しています。y.u mobileはU-NEXTとのセットプランがお得です。自身の利用スタイルに合ったMVNOを選び、事前に料金体系や通信品質を確認することが重要です。