MVNOで10分かけ放題サービスを提供している事業者
以下は、10分かけ放題サービスを提供している主要なMVNO（仮想移動体通信事業者）の詳細をまとめたものです。各事業者の特徴、料金、利用条件などを紹介します。通話品質や専用アプリの有無、追加のメリットなども考慮し、選択の参考になる情報を提供します。
mineo（マイネオ）
mineoは、au、ドコモ、ソフトバンクの3キャリアの回線に対応しており、柔軟なプランが特徴です。10分かけ放題オプションは月額550円（税込）で提供されており、基本料金が安価な「マイそく スーパーライトプラン」（月額250円）と組み合わせると、合計月額800円で利用可能です。このプランは通話専用端末としてコストパフォーマンスが高いです。専用アプリは不要で、標準の通話アプリを使用できるため、通話品質も安定しています。また、契約事務手数料がキャンペーンで無料になる場合があります。
IIJmio
IIJmioは、ドコモおよびau回線を利用したMVNOで、通話し放題オプションの料金が安価な点が魅力です。10分かけ放題は月額830円（税込）で提供されており、2GB、4GB、8GBといったデータ容量プランと組み合わせ可能です。2023年4月以降、専用アプリ「みおふぉんダイアル」が不要となり、標準の通話アプリでかけ放題が利用できるため、利便性が向上しています。通信速度は昼休みなどの混雑時に低下する可能性がありますが、通話品質はVoLTEに対応しており高品質です。
イオンモバイル
イオンモバイルは、全国のイオン店舗でサポートを受けられる点が特徴です。10分かけ放題は月額935円（税込）で、ドコモ回線を利用する場合、専用アプリ不要で利用可能です（au回線はアプリが必要）。料金プランは1GBから50GBまで幅広く、通話中心のユーザーに適した低容量プランもあります。店舗でのサポートが充実しているため、オンライン手続きに不慣れな方にもおすすめです。ただし、初期費用として事務手数料3,300円とSIM発行手数料がかかります。
NUROモバイル
NUROモバイルは、ソニーグループが提供するMVNOで、ドコモ、au、ソフトバンクの3回線に対応しています。10分かけ放題オプションは月額880円（税込）で、専用アプリ不要で利用可能です。通話方式はプレフィックス方式を採用しているため、音質はやや劣る場合がありますが、折り返し連絡時の手間が少ない点がメリットです。データプランは3GBで月額792円からあり、10分かけ放題と組み合わせても比較的安価に収まります。通信速度は混雑時に低下する可能性があります。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、ドコモとau回線を利用し、10分かけ放題を月額830円（税込）で提供しています。専用アプリ「BIGLOBEでんわ」を使用する必要がありますが、通話料金は30秒11円と安価です。3GBプランと組み合わせた場合、10分かけ放題込みで月額1,650円程度となり、コストパフォーマンスが高いです。YouTubeやAbemaTVのデータ消費がカウントされない「エンタメフリー・オプション」も特徴で、動画視聴が多いユーザーにも適しています。
y.u mobile
y.u mobileは、ドコモ回線を利用したMVNOで、10分かけ放題を月額550円（税込）で提供しています。ただし、専用アプリを利用する必要があり、通話料金は30秒11円です。データプランは5GBで月額1,070円からあり、10分かけ放題と組み合わせても月額1,620円程度で利用可能です。U-NEXTのポイントが付与される特典もあり、動画や電子書籍を利用するユーザーにメリットがあります。初期費用として事務手数料3,300円がかかります。
DTI SIM
DTI SIMは、ドコモ回線を利用し、3GB＋10分かけ放題が月額1,650円（税込）で利用できるプランを提供しています。専用アプリは不要で、標準の通話アプリでかけ放題を利用可能です。通話方式はプレフィックス方式のため、音質がやや劣る場合がありますが、料金の安さが魅力です。MNPワンストップに対応しており、乗り換え手続きが簡単な点もポイントです。通信速度は混雑時に低下する傾向があります。
日本通信SIM
日本通信SIMは、ドコモ回線を利用し、10分かけ放題を含む「合理的プラン」を提供しています。たとえば、「合理的30GBプラン」は30GB＋10分かけ放題で月額2,178円（税込）と大容量ユーザー向けです。専用アプリ不要でVoLTEに対応しているため、通話品質が高く、ビジネス用途にも適しています。1GBプランもあり、月額1,650円で10分かけ放題を利用可能です。MNPワンストップに対応し、乗り換えが簡単です。
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEは、ドコモ回線を利用し、10分かけ放題を月額935円（税込）で提供しています。専用アプリ不要で、標準の通話アプリで利用可能です。1GBプランは月額770円からあり、10分かけ放題と組み合わせても月額1,705円程度で利用できます。通話品質はVoLTE対応で安定していますが、2023年6月で新規受付を終了しているため、既存ユーザー向けのサービスです。通信速度は混雑時に低下する可能性があります。
以上のMVNOは、10分かけ放題サービスを提供しており、それぞれ料金や特徴が異なります。通話専用端末を求める場合はmineoや日本通信SIMが安価で使いやすく、データ通信も重視する場合はBIGLOBEモバイルやNUROモバイルが適しています。自身の通話頻度やデータ利用量、サポートの必要性に応じて選択すると良いでしょう。
10分かけ放題サービス最安のMVNO：mineo（マイネオ）
mineo（マイネオ）は、10分かけ放題サービスを提供するMVNOの中で最も安価なオプションを提供しており、月額550円（税込）で利用可能です。au、ドコモ、ソフトバンクの3キャリアの回線に対応し、柔軟なプラン設計と高いコストパフォーマンスが特徴です。以下に、mineoの10分かけ放題サービスの詳細を紹介します。
サービスの概要
mineoの10分かけ放題は、1回あたり10分以内の国内通話が回数無制限で無料になるオプションです。月額料金は550円（税込）で、基本データプランと組み合わせることで、非常に低コストで通話中心の利用が可能です。特に、通話専用端末としての利用を考えるユーザーに最適で、専用アプリが不要な点も利便性を高めています。
料金プランとの組み合わせ
mineoの基本プランの中で最も安価な「マイそく スーパーライトプラン」は、月額250円（税込）で提供されています。このプランはデータ通信速度が最大32kbpsと低速ですが、通話メインの用途には十分です。10分かけ放題（550円）と組み合わせると、月額800円（税込）で利用可能で、MVNOの中でも最安水準です。データ通信を重視する場合は、1GB（月額880円）や5GB（月額1,265円）などのプランも選択でき、10分かけ放題を追加してもコストを抑えられます。
通話品質と利用方法
mineoの10分かけ放題は、専用アプリが不要で、スマートフォンの標準通話アプリを利用できます。VoLTEに対応しており、通話品質は安定しています。プレフィックス番号の入力も不要で、通常の電話番号での発信が可能なため、使い勝手が良いです。3キャリアの回線に対応しているため、ユーザーの利用環境に応じて最適な回線を選べる点もメリットです。
追加のメリット
mineoは、ユーザーコミュニティ「マイネ王」を運営しており、ユーザー同士の情報交換やサポートが充実しています。また、キャンペーンを頻繁に実施しており、契約事務手数料（通常3,300円）が無料になる場合や、初期費用を抑えられる特典が提供されることもあります。さらに、データシェアやパケット繰り越しなどの柔軟なオプションもあり、データ利用が少ない場合でも無駄なく活用できます。
注意点
「マイそく スーパーライトプラン」はデータ通信速度が非常に遅いため、ウェブ閲覧や動画視聴には不向きです。データ通信を多用する場合は、別のデータ容量プランを選ぶ必要があります。また、10分を超える通話には30秒あたり22円（税込）の通話料がかかるため、長時間の通話が多い場合は「無制限かけ放題」（月額1,210円）も検討すると良いでしょう。MNP転入手続きには、ワンストップ方式に対応しているため、乗り換えがスムーズです。
まとめ
mineoの10分かけ放題サービスは、月額550円という低価格で提供されており、基本プランとの組み合わせで月額800円から利用可能です。専用アプリ不要で高品質な通話が可能であり、3キャリアの回線対応やキャンペーンによる初期費用の軽減など、ユーザーにとって魅力的な要素が揃っています。通話中心の利用を求めるユーザーや、コストを最小限に抑えたい場合に最適なMVNOです。
