日本通信SIMは、NTTドコモの回線を利用したMVNO（格安SIM）サービスで、業界最安級の料金プランと柔軟なデータ容量設定が特徴です。音声通話対応プランからデータ通信専用プランまで幅広いニーズに対応し、コストパフォーマンスの高さで注目を集めています。以下では、料金プラン、特徴、申込方法、対応端末、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
料金プラン
日本通信SIMは、音声通話対応の「合理的プラン」とデータ通信専用の「ネットだけプラン」を提供しています。以下に各プランの詳細を紹介します。
合理的シンプル290プラン
月額基本料: 290円～（税込）
データ容量: 1GB（1GB～100GBで上限設定可能）
特徴:
1GB単位でデータ量を自由に設定可能。
使ったデータ量に応じた従量課金制（1GBあたり220円）。
上限設定を超えると低速通信（速度非公開、テキストメッセージ程度）。
音声通話対応で、通話料は30秒あたり11円。
合理的みんなのプラン
月額基本料: 1,390円～（税込）
データ容量: 20GB（20GB～50GBで上限設定可能）
特徴:
無料通話オプション付き（5分かけ放題または70分無料通話を選択）。
20GB以上の大容量ニーズに対応。
データ量上限変更は即時反映、従量課金制。
通話品質はドコモ回線を利用し、VoLTE対応で高音質。
合理的50GBプラン
月額基本料: 2,178円～（税込）
データ容量: 50GB（50GB～100GBで上限設定可能）
特徴:
無料通話オプション（5分かけ放題または70分無料通話）標準付帯。
リモートワークや動画視聴など大容量ユーザー向け。
1GBあたり220円で上限まで追加可能。
上限超過後は低速通信。
合理的かけほプラン
月額基本料: 2,728円～（税込）
データ容量: 3GB（3GB～30GBで上限設定可能）
特徴:
通話かけ放題オプション付き。
通話メインのユーザーに最適。
データ量は少なめだが柔軟に増減可能。
ネットだけプラン
月額基本料: 119円～（税込、1GB未満の場合）
データ容量: 上限設定は20GB（1,200円）、40GB（2,400円）、60GB（3,600円）
特徴:
データ通信専用プランで音声通話・SMS非対応。
1GB未満の利用なら月額119円と業界最安級。
上限超過後は低速通信。
eSIMおよびSIMカード対応。
特徴
日本通信SIMは、以下のような独自の特徴でユーザーに支持されています。
柔軟なデータ容量設定
各プランでデータ量の上限を自由に設定可能。
使った分だけ課金される従量制で、設定上限を超えない限り無駄がない。
上限変更はマイページから即時反映。
高品質な通話
ドコモ回線を利用し、VoLTE対応でクリアな通話品質。
専用アプリ不要で、標準の電話アプリで通話可能。
通話料は30秒11円と大手キャリアの半額。
「合理的みんなのプラン」「合理的50GBプラン」には無料通話オプションが標準付帯。
5G対応
5Gオプション（月額0円）を追加することで、ドコモの5Gエリアで利用可能。
対応端末とエリアが必要だが、高速通信を低コストで提供。
eSIMとSIMカードの選択肢
eSIM対応で即時開通可能、SIMカードは3営業日前後で発送。
eSIM再発行手数料は1,100円。
ネットだけプランもeSIM・SIMカード両対応。
MNPワンストップ対応
対応キャリアからの乗り換えなら、MNP予約番号の取得不要。
スムーズな番号移行が可能。
申込方法
日本通信SIMの申込はオンラインで完結し、スターターパックやアプリを利用することで手続きが簡便です。
必要なもの
本人確認書類（マイナンバーカード、運転免許証など）
クレジットカード（契約者名義）
メールアドレス
MNP利用の場合は転出元の情報（予約番号またはワンストップ対応）
申込手順
公式サイトまたはアプリでプラン選択:
合理的プランまたはネットだけプランを選択。
SIMカードまたはeSIMを選択。
スターターパック利用:
Amazonや楽天市場で購入可能（約2,980円）。
初期事務手数料3,300円が実質割引。
本人確認:
マイナンバーカードをアプリで読み取ると即時完了。
画像アップロードの場合は審査に数日かかる。
開通手続き:
SIMカードは到着後、マイページで開通手続き。
eSIMは申込後すぐに設定可能。
ネットワーク設定:
iPhone: 公式サイトからプロファイルをダウンロード。
Android: APN設定を手動入力。
対応端末
日本通信SIMは、ドコモ回線対応端末やSIMフリー端末で利用可能です。
対応条件
必須: 4GLTEバンド1対応。
推奨: バンド3、19対応で接続性が向上。
5G: バンドn78、n79、n257対応（5Gオプション加入時）。
ドコモ販売端末はSIMロック解除不要（eSIMは要解除）。
au、ソフトバンク端末はSIMロック解除が必要。
具体例
iPhone: iPhone 6以降（推奨）、iPhone 5以降はバンド1対応なら利用可能。
Android: AQUOS、Xperia、arrowsなど国内メーカーの現行モデルはほぼ対応。
タブレットやWi-Fiルーターもデータ通信専用で利用可能。
メリット
日本通信SIMは以下のような強みがあります。
業界最安級の料金
1GB月額290円、50GB月額2,178円と他社比で圧倒的な安さ。
従量課金制で無駄な支払いがない。
高評価の満足度
J.D.パワー2024年携帯電話サービス顧客満足度調査MVNO部門で総合1位。
安定した通信品質
ドコモ回線利用で全国広いエリアをカバー。
通話品質もドコモと同等。
柔軟性と使いやすさ
データ上限設定やプラン変更が簡単。
専用アプリ不要で通話が手軽。
デメリット
利用前に知っておくべき注意点もあります。
昼間の速度低下
平日12時台など混雑時は速度が1Mbps程度に低下。
低速時の速度は非公開（実測約100kbps）。
キャンペーンなし
期間限定の割引やデータ増量キャンペーンは実施していない。
初期事務手数料3,300円（スターターパックで軽減可能）。
データ繰越非対応
余ったデータは翌月に繰り越せない。
端末販売なし
SIMのみ提供のため、端末は別途購入が必要。
おすすめのユーザー
日本通信SIMは以下のような方に最適です。
低コストを重視する人
月額290円からのプランは、通信費を抑えたい方に最適。
サブ回線や子供用スマホにも適している。
中～大容量ユーザー
20GB（1,390円）や50GB（2,178円）はコスパが高く、リモートワークや動画視聴に適。
通話品質を求める人
無料通話オプションや高音質VoLTEが魅力。
簡単な手続きを希望する人
マイナンバーカードとアプリで迅速な申込が可能。
まとめ
日本通信SIMは、業界最安級の料金、柔軟なデータ設定、高品質な通話でコストパフォーマンスに優れた格安SIMです。昼間の速度低下やキャンペーンがない点はデメリットですが、ドコモ回線の安定性や従量課金制の利便性が強みです。通信費を抑えたい方、サブ回線を探している方、通話とデータ通信をバランスよく使いたい方に特におすすめです。
