映画「遠い山なみの光」完成披露舞台あいさつが開催!豪華キャストが登壇
2025年8月7日、東京都内のイイノホールにて、映画「遠い山なみの光」(監督:石川慶、公開日:2025年9月5日)の完成披露舞台あいさつが行われました。このイベントには主演の広瀬すずをはじめ、二階堂ふみ、吉田羊、松下洸平、三浦友和、そして石川慶監督が登壇し、会場を盛り上げました。本作は、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの長編デビュー作を映画化した日英合作のヒューマンミステリーで、第78回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品された注目作です。以下、舞台あいさつのハイライトを紹介します。
映画「遠い山なみの光」完成披露舞台あいさつ
広瀬すず、カンヌでの思い出を振り返る
広瀬すず(27歳)は、2015年の映画「海街diary」以来、10年ぶりにカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを踏んだことを明かしました。彼女は当時を振り返り、「10年前は『海外に行ける~』という軽い気持ちだった」と語り、会場の笑いを誘いました。さらに、「今思えばあの時の自分を殴ってやりたいくらい、贅沢な経験だった」と語り、今回のカンヌでの経験を深く噛み締めた様子を伝えました。
松下洸平、結婚発表後初の公の場で感動を語る
松下洸平(38歳)は、2025年7月27日にSNSで結婚を発表して以来、初めて公の場に登場。報道陣からの祝福に笑顔で応えつつ、カンヌ映画祭でのスタンディングオベーションの場面を振り返りました。「皆さんが立って拍手してくれた時、感極まりました。泣く一歩手前だったけど、周りの共演者が凛々しく拍手を受けていたので、僕一人で泣くわけにはいかないとグッとこらえました」と笑顔で語りました。劇中では広瀬さん演じる緒方悦子の夫・二郎役を演じ、夫婦役ならではのエピソードも披露しました。
広瀬すずと松下洸平の撮影裏話:ネクタイ事件
舞台あいさつでは、広瀬さんと松下さんの撮影中のユーモラスなエピソードも飛び出しました。劇中で広瀬さん演じる悦子が松下さんの身支度を手伝うシーンがあり、広瀬さんが初めてネクタイを結んだところ、「幼稚園児のよう」に胸元までしか届かない短さになってしまったそう。広瀬さんは「映らないからいいかなと思ったけど、笑っちゃいました」と振り返り、松下さんは「その瞬間、現場の緊張感が一気に和みました」と笑顔で応じました。広瀬さんは松下さんのプロフェッショナルな対応に「良い人だなと思いました」と称賛しました。
二階堂ふみと広瀬すずの褒め合い合戦
二階堂ふみと広瀬すずは、互いの演技を称え合う場面で会場を和ませました。広瀬さんが二階堂さんの「力強く潔い目」を褒めると、二階堂さんは「すずちゃんは本当に頼れる存在」と返し、照れながら前かがみになる姿が話題に。2人の仲の良さとリスペクトが伝わる瞬間でした。
吉田羊、カンヌで偽トム・クルーズに遭遇!
吉田羊は、カンヌ映画祭でのユニークなエピソードを披露。現地で「トム・クルーズ」らしき人物を見つけ、写真を撮ろうとしたところ、SPに制止されたと語りました。しかし、よく見ると偽物だったことが判明。「カンヌってそういうことも楽しめる雰囲気。SPも本気で演じていた」と笑いながら振り返りました。松下さんが「全然違いましたよ!」と突っ込む一幕もあり、会場は笑いに包まれました。
映画「遠い山なみの光」とは
本作は、1989年にブッカー賞、2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロのデビュー作を映画化した作品。1950年代の長崎と1980年代のイギリスを舞台に、3人の女性の知られざる真実と心揺さぶる「嘘」を描くヒューマンミステリーです。戦後復興期の長崎で暮らす緒方悦子(広瀬すず)と夫・二郎(松下洸平)を中心に、時代と場所を超えた「記憶」の秘密が紐解かれます。
豪華キャストと監督の思い
舞台あいさつには、三浦友和さんや石川慶監督も登壇。監督はカンヌでの反響を振り返り、「観客の反応が作品の深みをさらに引き出してくれた」とコメント。キャスト陣は互いの演技や現場の雰囲気を称賛し合い、作品への熱い思いを語りました。公開を控え、観客への期待感も高まるイベントとなりました。
映画「遠い山なみの光」は、2025年9月5日より全国公開。カンヌで話題を呼んだ本作の感動を、ぜひ劇場で体感してください!