韓国ドラマ「御史とジョイ」概要
韓国ドラマ「御史とジョイ」(原題:어사와 조이、英題:Secret Royal Inspector & Joy)は、2021年11月8日から12月28日までtvNで放送された全16話の時代劇ラブコメディです。スタジオドラゴン制作で、脚本はイ・ジェユン、演出はユ・ジョンソンとナム・ソンウが担当。美食家の暗行御史と離婚した女性が織りなすコミカルな捜査劇で、朝鮮時代の不正や陰謀を背景に、正義とロマンスが軽快に描かれます。テギョン(2PM)とキム・ヘユンのフレッシュなケミストリーが話題を呼び、笑いとトキメキ満載の作品として人気を集めました。
あらすじ
ラ・イオンは名家の出身で、科挙に首席で合格した才人だが、出世には興味がなく、美味しいものを食べることだけが生きがいの美食家。ある日、ひょんなことから王の密使「暗行御史」に任命され、地方の不正を暴く任務を渋々引き受ける。従者2人と赴任先に向かうが、そこで不可解な事故死事件に遭遇。一方、キム・ジョイは望まぬ結婚生活に耐えかね、朝鮮時代では異例の離婚を決意した女性。偶然イオンと出会い、離婚を認められたジョイだが、親友の死が事件と繋がっていることを知り、イオンと共に行動を始める。2人は不正を暴く過程で巨大な陰謀に立ち向かい、互いに惹かれ合いながらコミカルなパートナーシップを築いていく。
キャスト
主要人物
- ラ・イオン(オク・テギョン): 暗行御史。名家出身の美食家で、料理が得意。出世欲ゼロだが正義感は強く、事件解決に奔走する。
- キム・ジョイ(キム・ヘユン): 離婚を決意した進歩的な女性。親友の死をきっかけにイオンと捜査に協力。明るく行動力がある。
- ユク・チル(ミン・ジヌン): イオンの従者で忠実な右腕。武芸に優れ、捜査をサポートする。
- クァンスン(パク・ガンソプ): イオンのもう一人の従者。お調子者だが仲間思い。
脇役
- パク・テソ(イ・ジェギュン): 盗賊団「川辺四友」の首謀者。陰謀の鍵を握る人物。
- パク・スン(チョン・ボソク): テソの父で領議政。強大な権力を持ち、物語の黒幕として暗躍。
- チャン・ボゴ(チェ・テファン): イオンの友人で、捜査に協力する心強い味方。
見どころ
コミカルな捜査劇とラブコメ要素
本作は、シリアスな陰謀や不正を扱いつつ、ユーモアたっぷりの展開が魅力。イオンの食いしん坊な一面やジョイの破天荒な行動が笑いを誘い、2人の掛け合いは軽快で心温まる。特に、イオンの料理シーンやジョイの現代的な価値観が、朝鮮時代に新鮮な風を吹き込みます。ラブコメ要素も絶妙で、2人のロマンスはドキドキと癒しを提供。
テギョンとキム・ヘユンの化学反応
2PMのテギョンが時代劇初挑戦で演じるイオンは、気取らないお坊ちゃまぶりがハマり役。対するキム・ヘユンは「SKYキャッスル」や「偶然見つけたハル」で培った演技力で、ジョイの明るさと芯の強さを表現。2人の自然なケミストリーは、視聴者を物語に引き込みます。
時代劇の新鮮なアプローチ
伝統的な時代劇にコミカルな要素を融合させ、堅苦しさを感じさせない脚本が特徴。汚職や悪習に立ち向かう爽快感と、仲間たちとの絆が描かれ、視聴後にスカッとした気分になれる。舞台となる朝鮮時代の風俗や料理も見どころで、視覚的な魅力も豊富です。
視聴率と評価
韓国での放送(tvN、月火ドラマ枠)では、平均視聴率4.16%、最高視聴率5.26%(3話)、最低3.24%(14話)を記録(AGBニールセンコリア全国)。コメディと捜査劇のバランスが好評で、Filmarksでは平均3.5点(レビュー数771件)と安定した評価を得ています。視聴者からは「テギョンとキム・ヘユンのコンビが最高」「軽い気持ちで見られる時代劇」との声が多く、気軽に楽しめる作品として支持されています。一方で、陰謀の展開がやや複雑との意見も。
配信情報
日本ではNetflixで全16話が見放題配信中(2025年8月現在)。1話約40~60分で、気軽に視聴可能。ディズニープラスやAmazonプライムでの配信は現時点ではありません。また、2025年1月23日よりテレビ大阪で月~金曜の朝8時から日本放送が予定されています。
感想とおすすめポイント
「御史とジョイ」は、時代劇初心者でも楽しめる軽快なラブコメディです。イオンとジョイのユーモラスなやり取りや、仲間たちとの友情が心を温め、陰謀を暴く爽快感が癖になります。最終話では、イオンが念願のギョーザ店を開くシーンがほっこりとした余韻を残し、視聴後に前向きな気持ちになれる作品です。ラブコメや時代劇が好きな方、テギョンやキム・ヘユンのファンに特におすすめ。1話からコメディ要素が強く、3話目でストーリーが加速するので、まずはそこまで視聴を続けてみてください。