『ブラック・ショーマン』 完成報告会

映画『ブラック・ショーマン』完成報告会が開催!

2025年8月11日、東京都内で映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成報告会が開催されました。東野圭吾氏の人気小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を原作とした本作は、ミステリーエンターテインメントとして注目を集めています。このイベントには、主演の福山雅治、共演の有村架純、そして田中亮監督が登壇し、作品の魅力や撮影の裏話を語りました。

『ブラック・ショーマン』 完成報告会

福山雅治、華麗なマジックで登場!

福山雅治さんは、役柄である元一流マジシャン・神尾武史にちなみ、会場に2枚の巨大パネルの後ろから突如現れるマジックを披露して登場。初めて挑戦したこの演出について、「今日一番緊張した」と笑顔で振り返りました。「会場に来たら『こういう風に出てください』と言われ、できますよね?という空気だったので」と語り、成功に安堵の表情を見せました。会場からは大きな拍手が沸き起こり、イベントは華やかな幕開けとなりました。

東野圭吾とのタッグ再び!“黒い湯川”の誕生秘話

本作は、福山さんが主演を務めた『ガリレオ』シリーズの原作者、東野圭吾氏との再タッグによるもの。福山さんが「ダークヒーローを演じてみたい」と語ったことがきっかけで、東野氏が原作を書き上げました。福山さんは、ガリレオの湯川学と比較し、「湯川さんがもしダークサイドの人間だったら」というイメージで神尾武史を演じたことを明かしました。「湯川さんは正義の人だが、ダークヒーローっぽい側面もある。それが本作でより明確に描かれた」と語り、キャラクターの魅力を強調しました。

有村架純、役作りでの工夫を披露

有村架純さんは、福山さん演じる神尾武史の姪・神尾真世役を演じ、父の死をきっかけに叔父とともに事件の真相を追う女性を熱演。役作りでは、父親役を演じる仲村トオルさんの写真をスマートフォンの待ち受け画面に設定し、「父の存在を刷り込む」工夫をしたことを明かしました。「毎日目にすることで、自然と父がすり込まれていく感覚でした」と語り、撮影中もその写真に助けられたと感謝を述べました。

初共演の二人、互いを称賛

福山さんと有村さんは本作で初共演。福山さんは有村さんについて、「本当に実力がある。心からのお芝居に甘えさせてもらい、神尾武史の自由度を高められた」と絶賛。一方、有村さんは「福山さんの圧倒的な存在感に歴史を感じた。様々な武器を駆使して演技をされている」と賛辞を返し、互いに「恐縮です」と笑い合う場面も。田中監督は「二人の絶妙な掛け合いが撮影の楽しさだった」と語り、叔父と姪の関係性が作品の大きな見どころだと強調しました。

撮影の裏話と作品への自信

福山さんは、役柄のために数か月前からマジックの特訓を重ね、「雨の日も風の日もコインを持って練習した」と振り返りました。一方、田中監督は「福山さんがマジックを難なく習得し、難易度を上げることになったのは嬉しい誤算だった」と明かし、完成した作品に「スピード感とテンポが良く、隙のない仕上がり」と自信を示しました。有村さんも「トータルバランスが良く、ピースがカチッとはまったミステリーエンターテインメント」と作品の完成度を称賛しました。

テーマソング「幻界」も話題に

本作のテーマソング「幻界」は、福山雅治さんが書き下ろした楽曲。完成報告会では、予告映像とともにこの曲が紹介され、会場を盛り上げました。ミステリアスな物語に寄り添うメロディが、作品の雰囲気を一層引き立てています。

映画『ブラック・ショーマン』とは

『ブラック・ショーマン』は、活気を失った地方都市を舞台に、元一流マジシャンの神尾武史(福山雅治)が、姪の神尾真世(有村架純)とともに、彼女の父(仲村トオル)が殺された事件の真相に迫るミステリードラマ。東野圭吾氏の原作を基に、巧みな人間観察と誘導尋問を武器にする“マジシャン探偵”が描かれます。国内累計発行部数87万部を誇る原作の映画化として、公開前から大きな期待が寄せられています。

公開情報と今後のイベント

映画『ブラック・ショーマン』は2025年9月12日より全国公開。また、8月26日には公式Xフォロワー向けの完成披露試写会が開催予定で、抽選で5名が招待されるキャンペーンも実施中です。詳細は公式Xアカウント(@blackshowman_mv)で確認できます。

この完成報告会は、キャストと監督の熱い思いが伝わるイベントとなり、映画への期待をさらに高めました。公開まであと1か月、ミステリーとエンターテインメントの融合をぜひ劇場で体感してください!