X(旧Twitter)のセキュリティキー再登録について
X(旧Twitter)で2段階認証(2FA)としてセキュリティキー(例: YubiKey)を使用しているユーザーの皆さんへ。プラットフォームの仕様変更により、2025年11月10日までにセキュリティキーの再登録が必要になります。再登録を怠るとアカウントが一時的にロックされる可能性があります。この変更は、Xが古いtwitter.comドメインを廃止し、x.comドメインへの完全移行を進めるためのものです。セキュリティ上の問題ではなく、単なるシステム更新です。
X:公式アカウント
To clarify: this change is not related to any security concern, and only impacts Yubikeys and passkeys – not other 2FA methods (such as authenticator apps). Security keys enrolled as a 2FA method are currently tied to the twitter[.]com domain. Re-enrolling your security key will… https://t.co/PlXOTnNXPM
— Safety (@Safety) October 26, 2025
なぜこの変更が必要なのか?
Xは2023年にTwitterからリブランディングされ、x.comへの移行を進めています。現在、セキュリティキーは古いtwitter.comドメインに紐づけられているため、これを廃止するとキーが機能しなくなります。再登録により、キーをx.comドメインに再紐づけし、円滑なアクセスを確保します。この更新は、XのSafetyアカウントから2025年10月24日に正式に通知されました。
対象者は誰?
この変更の対象は、2段階認証の方法としてセキュリティキー(ハードウェアキー)またはパスキーを使用しているアカウントのみです。以下は対象外です:
- SMS(SMS認証)を使用している場合
- 認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使用している場合
- 2段階認証を全く設定していない場合
つまり、2段階認証を設定していないユーザーはロックの心配はありません。XのSafetyアカウントも、「これはセキュリティキーやパスキーだけに影響し、他の2FA方法には関係ありません」と明確に述べています。
よくある勘違い:2段階認証未設定でロックされる?
一部のユーザー間で、「2段階認証をしていないとアカウントがロックされる」という誤解が広がっています。これは完全に誤りです。この通知はセキュリティキー使用者限定のもので、2FA未設定のアカウントは影響を受けません。Xの公式投稿やニュース記事でも繰り返し強調されていますが、混乱を招く表現(例: 「2FA方法としてセキュリティキーを使用しているアカウント」)が原因のようです。実際、X上で「2段階認証してないのにロックされる?」という疑問の投稿が見られますが、これは誤情報によるものです。
再登録の手順:簡単5ステップ
再登録はXのウェブサイトまたはアプリから数分で完了します。以下にステップをまとめました:
- ログイン: Xアプリまたはx.comにログインします。
- 設定へ移動: 左メニュー(ウェブ)またはプロフィールアイコン(アプリ)から「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントのアクセス」を選択。
- 2FA管理: 「2段階認証」→「セキュリティキーを管理」をタップ。
- 再登録実行: 既存のセキュリティキーを接続し、再登録を完了。新しいキーを追加する場合は、それも可能です(ただし、古いキーは無効化されるので注意)。
- 確認: 登録後、ログアウトして再ログインを試し、正常動作を確認。
詳細はXのヘルプセンター(https://help.x.com/ja/managing-your-account/two-factor-authentication)を参照してください。万一トラブルが発生したら、Xサポートに連絡を。
今後の注意点とアドバイス
この変更はXのセキュリティ強化の一環です。再登録後も、定期的に2FA設定を見直しましょう。未設定の方は、SMSやアプリを活用してアカウントを守ってください。
