高市氏「WLB捨てる」発言と朝日新聞の報道
2025年10月3日、自民党新総裁に選出された高市早苗氏(64)が、党所属国会議員に向けた挨拶で「私自身もワーク・ライフ・バランス(WLB)という言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いていく」と発言。この言葉が、朝日新聞の報道を通じて物議を醸しました。以下で、発言の背景と朝日新聞の報道姿勢の問題点を詳しく解説します。
発言の文脈と意図
高市氏の発言は、自民党の立て直しに向けた決意表明として、党議員に「馬車馬のように働く」覚悟を求めたもの。対象は一般労働者ではなく、あくまで国会議員自身です。彼女は自身の父親が長時間労働を強いられた昭和の価値観を例に挙げ、「働けば報われる」精神を強調しました。石破茂前首相(当時)はこれを「己を捨てて国家国民のために働く決意」と評価。また、高市氏が夫の介護を続ける中での「両立不安」を払拭する意図もあったとされます。産経新聞や実業家の反応では、この「覚悟」が肯定的に受け止められています。
朝日新聞の報道とその問題点
朝日新聞は10月4日付記事「高市氏の『WLB捨てる』発言 過労死遺族は驚き『影響力考えて』」で、この発言を批判的に取り上げました。過労死遺族の声や労働法専門家のコメントを引用し、高市氏の言葉を「過労死防止法を軽視する問題発言」と位置づけています。しかし、この報道には以下のような問題点が指摘されます。
1. 文脈の無視と強引な曲解
高市氏の発言は政治家としての自己犠牲を強調したもので、一般労働者にWLBを強要する意図はありません。朝日はこれを「過労奨励」と拡大解釈し、過労死防止法(2014年施行)との対立を強調。発言の対象が党議員に限定されている点を曖昧にし、読者に誤解を与える報道姿勢が批判されています。X(旧Twitter)では「なんつー苦しいこじつけ」「朝日こそ考えろ」との声が多数見られました。
2. センセーショナリズムと過労死遺族の利用
朝日は発言からわずか1日で過労死遺族に取材し、「驚き」のコメントを引き出しています。全国過労死を考える家族の会の寺西笑子さん(76)の「影響力を考えてほしい」との声をトップに据え、感情的な反発を煽る手法は「被害者カード」の典型。一方、経営者などからの肯定的意見は無視され、バランスを欠く報道となっています。X上では「遺族に即取材する感覚がヤバい」との投稿が散見され、「ふてほど(不愉快)」と揶揄されています。
3. 社会的影響の誇張と政治的バイアス
朝日の記事は、高市氏の「影響力」を過大に強調し、党内のモチベーション発言を国家レベルの政策転換のように描きます。しかし、高市氏は5日の会見で麻生太郎氏らに「休んで」「WLB大事に」と語っており、朝日の批判と矛盾。記事のトーンには、反自民・反保守の政治的意図が見え隠れし、高市氏のタカ派イメージを「過労推進者」に結びつける狙いが透けます。産経新聞はこれを「一部メディアの批判」と名指しで指摘しています。
4. ネットと他メディアの反応
X上では「朝日新聞は日本のガン」「偏向報道」との批判が飛び交い、Yahoo!ニュースのコメント欄でも「政治家に働けと言うのは当然」と反発が多数。愛知県医労連のような団体が朝日のトーンを共有する一方、保守層からは「高市叩きが始まった」と警戒されています。朝日の報道は「言葉狩り」に近く、SNS時代では曲解が即座に露呈し、購読者離れを加速させる「自爆」行為との評価も。
相変わらずの朝日新聞
朝日新聞は過去の慰安婦報道の誤報などで信頼を失ってきた歴史があり、今回の記事も「リベラル正義」を盾にしたセンセーショナリズムの延長線上です。高市氏を「過労推進者」に仕立てることで自民党批判を試みますが、SNSや他メディアで即座に反発を受け、逆効果に。対照的に、高市氏の発言は「日本再生への熱意」として支持を集め、オールドメディアの影響力低下を象徴しています。このような報道姿勢は、以前から変わっておらず朝日新聞の現況を露呈する結果となっています。