トランプ大統領、イラン核交渉に強い不満を表明 「満足していない」

トランプ大統領、イラン核交渉の進展に不満を表明

2026年2月27日、ドナルド・トランプ米大統領は記者団に対し、イランとの核問題をめぐる現在の交渉について「不満」を明確に表明しました。この発言は、2月26日にスイス・ジュネーブで行われた米イラン高官協議の結果を踏まえたものです。トランプ大統領は、イラン側が米国の要求に応じていないとして交渉の進め方に強い懸念を示しましたが、最終的な決定は下していないと述べています。

トランプ大統領の発言内容

トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に次のように語りました。

「彼らが我々に必要なものを与えようとしない事実に私は不満を抱いている。交渉のやり方には全く満足していない。我々は不満だ。」

さらに、「イランは核兵器を保有してはならない」と改めて強調し、「時には力を使わなければならないこともある」との認識を示しました。ただし、「最終決定はまだ下していない」「追加の協議を続ける」との姿勢も明らかにしています。

これらの発言は、テキサス州訪問の出発前や移動中に繰り返され、交渉の現状に対する大統領の率直な評価を反映しています。

交渉の経緯と背景

米イラン間の核協議は、2026年に入り複数回にわたって行われており、2月26日のジュネーブでの協議は3回目でした。この協議はオマーンなどの仲介者を介した間接協議形式で実施されましたが、合意には至らず終了しました。米国側はイランの核施設の解体や濃縮ウランの引き渡しなど、厳格な制限を求めていますが、イラン側はこれに応じる姿勢を十分に示していないとされています。

トランプ政権は、イランが核兵器を保有しないことを絶対条件とし、外交による解決を優先する方針を維持しています。過去に2015年のイラン核合意(JCPOA)から離脱した経緯を踏まえ、新たな枠組みでの合意を目指しています。

米国の立場と今後の協議

トランプ大統領は「我々は世界最強の軍隊を持っている。使わずに済めば何よりだが、そうしなければならない時もある」と述べ、軍事オプションの存在を念頭に置きつつ、外交の継続を優先する考えを示しました。協議は同日中に追加の話し合いが予定されており、双方がさらなる調整を進める可能性があります。

この不満表明は、国際社会の関心を集めており、中東情勢の緊張緩和に向けた今後の動向が注目されています。トランプ大統領の発言は、事実に基づく交渉の現状報告であり、具体的な軍事行動の計画を示したものではありません。