ホルムズ海峡を経由しない代替ルート利用の原油タンカー、3月28日にも日本到着へ 赤沢経産相が明らかに

ホルムズ海峡を経由しない代替ルートを利用した原油タンカー、3月28日にも日本到着の見込み

日本への原油輸入において、ホルムズ海峡を通過しない代替ルートを利用したタンカーが、2026年3月28日(土曜日)にも到着する見通しであることが、赤沢亮正経済産業大臣の発表により明らかになりました。これは、ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態にある中で、原油の安定調達に向けた重要な取り組みの一環です。

赤沢経済産業大臣の発言と発表の概要

赤沢経済産業大臣は2026年3月24日の閣議後記者会見で、「3月28日土曜にも事態発生後、ホルムズ海峡の外から出発したタンカーが初めて我が国に到着する見込みです」と述べ、代替ルートを活用した初の到着について具体的に言及しました。

大臣はまた、現在2社のタンカーが日本に向かって航行中であることを明らかにし、社名については公表できないと説明しています。

到着予定の詳細

3月28日の到着を皮切りに、4月5日にも同種のタンカーが日本に到着する予定です。さらに、中東以外の地域からの調達分として、別のタンカーが4月25日頃に到着する見通しであることが示されました。これにより、ホルムズ海峡を経由しない複数のルートが活用されている状況が確認できます。

代替ルートの内容

今回の到着分で利用された代替ルートの一つは、サウジアラビアを横断するパイプラインを経由するものです。具体的には、ペルシャ湾寄りの東側から紅海寄りの西側へ原油を輸送し、紅海側のヤンブー港から出航したタンカーです。これにより、ホルムズ海峡を回避してアデン湾方面へ抜けるルートが実現しています。

その他の代替ルートとしては、アラブ首長国連邦(UAE)東部のフジャイラ港から出航する経路も挙げられており、ホルムズ海峡の南側を起点とした輸送が可能です。

背景と意義

2月28日のイラン情勢の影響によりホルムズ海峡が事実上封鎖されたことを受け、日本政府・企業は中東産原油の安定輸入に向けた代替手段の確保を急いでいます。日本は原油輸入の大部分を中東に依存しており、今回の代替ルート活用は供給途絶を防ぐための具体的な対応として位置づけられます。

経済産業省は今後も中東以外の地域からの調達も含め、原油供給の多角化を進めていく方針です。

(本記事は2026年3月24日時点の赤沢経済産業大臣の公式記者会見内容および関連報道に基づくものです。最新情報は政府発表等をご確認ください。)