セブンイレブン、おにぎり・弁当を値上げへ コメ高騰の影響

セブン-イレブンの商品値上げ発表概要

セブン-イレブン・ジャパンは、2026年2月12日におにぎりや弁当など一部商品の値上げを発表しました。この値上げは、10日から順次実施されています。

値上げの主な理由

発表によると、値上げの理由はコメ価格の高騰です。商品価格への影響を抑える努力を続けてきたものの、見直しを余儀なくされたと説明されています。

米価格高騰の詳細な背景

日本の米価格は、2024年から続く「令和の米騒動」の影響が続いており、2025年産米の収穫量は前年比で大幅に増加(約747万トン)したものの、店頭価格は高止まりしています。主な要因として以下の点が挙げられます。

  • 過去の需給不足(2023〜2024年産での供給不足、猛暑による生産減、インバウンド需要増)により民間在庫が急減し、価格が高騰した基調が残存。
  • 2025年産では主食用米の作付けが増加し供給過剰傾向となったが、産地での集荷競争が激化し「概算金」(JAなどが農家に前払いする買取価格)が引き上げられたため、仕入れ価格が高止まり。
  • 卸売業者や小売業者が高値で仕入れた在庫を抱えており、値下げしにくい状況(不良在庫化を避けるため薄利多売にシフトしつつも即時大幅下落に至らず)。
  • スーパーでの平均販売価格は2026年2月時点で5kgあたり約4100〜4200円台を推移し、4000円台が長期継続(前年比で高水準)。
  • 輸入米(アメリカ産カルローズ米など)の増加により国産米のシェアが一部奪われ、コメ離れも進行中。

これらの影響で、セブン-イレブンなどの外食・中食産業では原材料コストの上昇が避けられず、商品価格への転嫁を余儀なくされています。専門家からは、2026年3月以降の決算期や在庫圧力で徐々に値下がりする可能性が指摘されていますが、現時点では高値基調が続いています。

対象商品と値上げの詳細

値上げ対象は約30品目で、おにぎりや弁当が含まれます。具体的には、手巻おにぎりの4種類(ツナマヨネーズ、昆布、紅しゃけ、辛子めんたいこ)が対象です。ツナマヨネーズと昆布は178円から196円へ18円引き上げ、紅しゃけと辛子めんたいこは213円から232円へ19円引き上げとなります。これらの価格は税込みです。また、弁当の例として「4種おかずの海苔弁当」は561円から645円へ値上げされています。全体の値上げ幅は平均で約20円程度です。

実施時期と対応策

手巻おにぎりの値上げは16日から実施されます。一部の商品は10日から既に値上げが始まっています。セブン-イレブン・ジャパンは、のりを巻かない低価格商品(150〜160円程度)や冷凍おにぎり(2個入り200円程度)などの値頃感のある商品を揃え、幅広いニーズに応えるとしています。この値上げは、昨年からの2回目となります。