2025年参議院選挙結果および衆議院の政党別議席数

2025年参議院選挙結果および衆議院の政党別議席数

参議院選挙(2025年7月20日)の政党別議席数

2025年7月20日に実施された参議院選挙では、248議席のうち125議席(通常選挙124議席+欠員補充1議席)が改選されました。以下は主要政党およびその他の勢力の獲得議席数と、改選前の議席数を含む総議席数(改選議席+非改選議席)の概要です。

2025年参議院選挙結果

  • 自由民主党(自民党): 改選議席38(改選前55)、総議席100(非改選62)。改選議席は大幅に減少し、単独過半数(125議席)に遠く及ばず。
  • 公明党: 改選議席8(改選前14)、総議席21(非改選13)。議席を減らす。
  • 立憲民主党(立民): 改選議席21(改選前22)、総議席37(非改選16)。議席をほぼ維持し、野党第一党を堅持。
  • 国民民主党(国民): 改選議席17(改選前4)、総議席22(非改選5)
  • 参政党: 改選議席14(改選前1)、総議席16(非改選2)。若者層や都市部での支持拡大により急成長。
  • 日本維新の会(維新): 改選議席7(改選前12)、総議席19(非改選12)。関西での基盤を維持するも議席減。
  • 日本共産党(共産): 改選議席3(改選前7)、総議席7(非改選4)。組織票の弱体化により議席を失う。
  • れいわ新選組(れいわ): 改選議席3(改選前2)、総議席6(非改選3)。小幅な議席増。
  • 日本保守党(保守): 改選議席2(改選前0)、総議席2(非改選0)。新興勢力として初の議席獲得。
  • 社民党: 改選議席1(改選前1)、総議席2(非改選1)。議席を維持。
  • みらい: 改選議席1(改選前0)、総議席1(非改選0)。比例区で議席獲得。
  • NHK党: 改選議席0(改選前1)、総議席1(非改選1)。議席を失う。
  • 無所属: 改選議席8、総議席13。地域密着型の候補が一定の支持を集める。

与党(自民党+公明党)の改選議席は47で、非改選議席75と合わせて総議席122となり、過半数(125議席)に3議席届かず。野党全体(77改選議席+48非改選議席=125議席)が与党を上回り、参議院は野党が過半数を確保する形となった。

衆議院の政党別議席数(2024年10月27日時点)

2024年10月27日の衆議院総選挙後の議席数に基づく政党別の状況です。465議席が争われ、与党連合(自民党+公明党)は過半数(233議席)を失いました。

2024年衆議院選挙結果

  • 自由民主党(自民党): 191議席(選挙後、6人の無所属議員が加入し197議席)。改選前259議席から大幅減。
  • 公明党: 24議席(改選前32議席)。与党連合として合計221議席で、過半数に18議席届かず。
  • 立憲民主党(立民): 148議席(改選前96議席)。大幅に議席を増やし、野党第一党を強化。
  • 日本維新の会(維新): 38議席(改選前41議席)。小幅な議席減も第三勢力として存在感を維持。
  • 国民民主党(国民): 28議席(改選前11議席)。若者層の支持を得て議席を倍増。
  • 日本共産党(共産): 7議席(改選前9議席)。比例区での得票減により議席を失う。
  • れいわ新選組(れいわ): 9議席(改選前9議席)。議席を維持。
  • 参政党: 3議席(改選前3議席)。現状維持ながら今後の動向が注目される。
  • その他・無所属: 11議席。少数派や地域候補が議席を確保。

衆議院では、与党の議席減により少数与党政権が形成され、政策運営において野党との協調が不可欠な状況が続いています。

議会全体の動向と影響

参議院選挙の結果、与党は過半数を失い、衆議院でも過半数に届かない「ねじれ国会」が鮮明となりました。野党側では、立憲民主党が両院で安定した議席を確保し、国民民主党や参政党の台頭が新たな政治潮流を示し、特に参政党は、若者や都市部での支持拡大により、参議院で急成長。議会は与野党が拮抗し、法案成立には与党が野党(特に国民民主党や維新)との交渉を進める必要があります。経済対策や外交政策、特に米国の関税交渉や物価高対策が今後の主要な争点となる見込みです。