立憲民主党5議員が首相指名で造反 小沢系議員の動きが波紋

首相指名選挙における立憲民主党議員の造反概要

2026年2月18日に行われた参議院本会議での首相指名選挙で、立憲民主党所属の5人の参院議員が党の方針に反して投票行動を取りました。この行動は、事前の3党合意を無視したものとして「造反」と報じられています。

造反した議員のリスト

造反したとされる議員は以下の5名で、いずれも立憲民主党の参院議員です。

  • 森裕子議員
  • 青木愛議員
  • 木戸口英司議員
  • 羽田次郎議員
  • 横沢高徳議員

これらの議員は、小沢一郎元衆院議員に近いグループに属していると伝えられています。

投票の詳細

1回目の投票では、これら5議員は中道改革連合の小川淳也代表ではなく、立憲民主党の水岡俊一代表に投票しました。しかし、決選投票では小川代表に投票しています。

背景と合意内容

中道改革連合、立憲民主党、公明党の3党は、17日に党首会談を行い、首相指名選挙で小川淳也代表に投票を一本化することで大筋合意していました。中道改革連合には立憲民主党と公明党の衆院議員が先行して合流しており、参院議員はそれぞれの党に残った状態です。

議員らの説明

森裕子議員は記者団に対し、「立憲民主党に所属する私たちの理念が何も変わっていないと示すため」と説明しました。青木愛議員は「いろいろな道筋を残すため、フリーハンドの立場を維持することが大事」と語っています。

影響と反応

この造反は、3党間の連携や将来的な合流の難しさを浮き彫りにしました。小川淳也代表は、「今後の3党のコミュニケーションに及ぼす影響を最小化する努力をしたい」と述べています。

造反議員の過去経歴

森裕子議員

1956年4月20日生まれ、新潟県新潟市出身です。新潟大学人文学部(旧法文学部)を卒業しました。英語教室主宰、新潟県横越町社会教育指導員、横越町国際交流協会事務局長、横越町議会議員(1999年)を経て、2001年に参議院議員に初当選(比例代表)しました。文部科学副大臣、参議院予算委員会筆頭理事、拉致問題特別委員長、生活の党代表、自由党幹事長、国民民主党合流、立憲民主党副代表・参議院幹事長などを歴任しています。当選4回です。

青木愛議員

1965年8月18日生まれ、東京都墨田区出身(千葉県育ち)です。千葉大学教育学部を卒業し、千葉大学大学院教育学研究科を修了、東京芸術大学大学院音楽研究科研究生、高野山大学大学院文学研究科を修了しました。シンガーソングライター(東芝EMI所属)、テレビリポーター、私立ゆうひが丘保育園勤務、社会福祉法人櫻の会理事を務めました。2003年に衆議院議員に初当選(千葉12区)し、衆議院3期、参議院3期を務めています。衆議院消費者問題特別委員長、参議院東日本大震災復興特別委員長、自由党副代表などを歴任しました。

木戸口英司議員

1963年8月21日生まれ、岩手県花巻市出身です。千葉大学法経学部経済学科を卒業しました。衆議院議員小沢一郎氏の秘書(私設、公設第2、公設第1、政策秘書)を務めました。岩手県議会議員(2003年、1期)、岩手県知事達増拓也氏の政務秘書(2007年)を経て、2016年に参議院議員に初当選(岩手選挙区)しました。2024年補欠選挙で2期目を務めています。資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会長などを歴任しています。

羽田次郎議員

1969年9月7日生まれ、東京都出身です。フランス・アルザス成城学園高等学校を卒業し、米国ウェイクフォレスト大学を中退しました。衆議院議員羽田孜氏の秘書を務めました。フェザーフィールド株式会社代表取締役(海外事業支援、IT事業)を経て、2021年に参議院補欠選挙で初当選(長野選挙区)しました。2025年選挙で2期目を務めています。決算委員会筆頭理事などを歴任しています。

横沢高徳議員

1972年3月6日生まれ、岩手県紫波郡矢巾町出身です。岩手県立盛岡工業高等学校を卒業しました。スズキ株式会社に入社し、モトクロス国際A級ライセンスを取得、全日本モトクロス選手権に参戦しました。1997年に事故で脊髄損傷を負いました。1999年にチェアスキー選手となり、バンクーバーパラリンピック日本代表(大回転21位)となりました。2019年に参議院議員に初当選(岩手選挙区、無所属)し、国民民主党入党後、立憲民主党に移籍しました。2025年選挙で2期目を務めています。沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員長などを歴任しています。