日経平均レバレッジ&ダブルインバースETFの概要

ダブルインバースとは

ダブルインバースは、主に上場投資信託(ETF)の一種で、日経平均株価などの株価指数の変動に対して逆方向に2倍の動きを目指す金融商品です。指数が下落した際に利益を生む仕組みとなっており、別名ベア型(2倍)とも呼ばれます。

基本的な特徴

ダブルインバース型ETFは、原指標(例: 日経平均株価)の前日比変動率にマイナス2倍を乗じた変動率となるように設計されています。例えば、指数が1%下落した場合、ETFの価値は2%上昇します。一方、指数が上昇するとETFの価値は下落します。

ダブルインバースの仕組み

この商品は、指数先物取引を活用して運用されます。ETFの純資産に対して指数先物をマイナス2倍のポジションで売り建てることで、逆方向の2倍の変動を実現します。これにより、市場の下落局面で利益を追求することが可能です。

計算方法の概要

日経平均ダブルインバース・インデックスの場合、原指標の日経平均株価の前日比変動率にマイナス2を乗じて計算されます。この指数に連動するETFは、1日の変動を基準に調整されますが、長期保有時には複利効果による乖離が発生する可能性があります。

レバレッジETFとは

レバレッジETFは、主に上場投資信託(ETF)の一種で、日経平均株価などの株価指数の変動に対して正方向に一定の倍率(主に2倍)の動きを目指す金融商品です。指数が上昇した際に大きな利益を生む仕組みとなっており、別名ブル型(レバレッジ型)とも呼ばれます。

基本的な特徴

レバレッジ型ETFは、原指標(例: 日経平均株価)の前日比変動率にプラス2を乗じた変動率となるように設計されています。例えば、指数が1%上昇した場合、ETFの価値は2%上昇します。一方、指数が下落するとETFの価値はより大きく下落します。これにより、上昇相場で効率的に利益を狙うことが可能です。

レバレッジETFの仕組み

この商品は、指数先物取引を活用して運用されます。ETFの純資産に対して指数先物をプラス2倍のポジションで買い建てることで、正方向の2倍の変動を実現します。これにより、市場の上昇局面で大きなリターンを追求することが可能です。

計算方法の概要

日経平均レバレッジ・インデックスの場合、原指標の日経平均株価の前日比変動率に2を乗じて計算されます。この指数に連動するETFは、1日の変動を基準に毎日リバランス(再調整)されますが、長期保有時には複利効果による乖離(減価)が発生する可能性があります。

ダブルインバースとレバレッジETFの違い

ダブルインバース型ETFは指数の変動に対して逆方向(マイナス)に2倍の動きを目指すのに対し、レバレッジ型ETFは同じ方向に2倍の動きを目指します。レバレッジ型は上昇相場で利益を拡大し、ダブルインバース型は下落相場で利益を拡大する点が主な違いです。両者は市場の見通しが正反対の場合に有効な商品です。

利用シーンとリスク(共通)

ダブルインバース型は株価下落が予想される局面で、レバレッジ型は株価上昇が予想される局面で活用されます。どちらも変動率が2倍であるため、予想と反対の動きをした場合に損失が急速に拡大するリスクがあります。また、先物取引を用いるためロールオーバーコストや時間差による影響も生じます。

主な商品例

代表的なダブルインバース型:NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投資信託(コード: 1357)、日経平均ベア2倍ETF(コード: 1360)
代表的なレバレッジ型:NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投資信託(コード: 1570)、日経平均ブル2倍ETF
これらは東京証券取引所に上場しており、株式と同様に売買可能です。

注意点(共通)

ダブルインバース型およびレバレッジ型ETFは短期的な取引に向いており、長期保有すると対象指標との連動性が低下し、複利効果による減価(パフォーマンスの逓減)が発生する可能性が高いです。特に、市場が上下動を繰り返す局面では、原指標が横ばいでもETF価値が減少する特性があります。また、投資元本を大きく損失するリスクを伴います。