・M-1グランプリ2025ファイナリスト9組が決定
・M-1グランプリ 歴代優勝者一覧(第1回~第20回)
M-1グランプリ2025ファイナリスト9組が決定
漫才日本一を決定する「M-1グランプリ2025」の準決勝が、2025年12月4日、東京・NEW PIER HALLで開催されました。史上最多となる11,521組のエントリーから厳しい予選を勝ち抜いた30組に加え、ワイルドカードで復活した滝音を含む計31組が、4分間のネタ披露で決勝進出の座を賭けました。この日の結果、12月21日の決勝戦に進出するファイナリスト9組が決定。常連勢の安定した活躍と、新鮮な初進出組の台頭が光るラインナップとなりました。
準決勝の概要と大会の流れ
準決勝は午後4時開演で、審査員による厳正な評価のもと進行。ネタ時間は4分に設定され、各コンビの瞬発力と完成度が試されました。会場には予選を突破した精鋭たちが集結し、観客の笑いの渦を巻き起こしました。結果発表は同日夜に行われ、公式YouTubeチャンネルでライブ配信された「決勝進出者発表会見」において、ファイナリストが正式に公表されました。この大会は、吉本興業と朝日放送テレビ(ABCテレビ)が主催し、決勝戦はテレビ朝日系列で生放送される予定です。
決勝進出のファイナリスト9組
以下に、決勝に進出する9組のコンビを紹介します。各コンビの過去のM-1グランプリ実績を基に、簡潔にまとめます。情報は公式発表に基づきます。
- ドンデコルテ: 初の決勝進出。準決勝で静かな存在感を発揮し、審査員から高評価を得ました。
- エバース: 2年連続の決勝進出。昨年は初ファイナリストとして注目を集め、安定した漫才で再び選出。
- ヨネダ2000: 複数回の決勝経験あり。メルヘンでトリッキーなスタイルが特徴で、常連としての実力を証明。
- 豪快キャプテン: 初の決勝進出。浪花らしい豪快なニュース風漫才が準決勝を突破。
- ヤーレンズ: 3年連続の決勝進出。一昨年準優勝の勢いを維持し、ウザ可愛い世界観でファン層を拡大。
- 真空ジェシカ: 5年連続の決勝進出。昨年3位の実績を持ち、アンコントローラブルな予測不能漫才で圧倒的な存在感。
- めぞん: 初の決勝進出。ノーマークながらクセの強い管理人風漫才でサプライズの切符を獲得。
- ママタルト: 2年連続の決勝進出。昨年デビューながらデカいリベンジを果たし、勢いそのままに進出。
- たくろう: 初の決勝進出。ほんわかとしたやみつき系漫才が審査員の心を掴みました。
今後のスケジュールと注目ポイント
決勝戦は12月21日(日)18:30からテレビ朝日系列で生放送され、MCは今田耕司と上戸彩のコンビが15回目の担当です。その前には15:00から「敗者復活戦」がEX THEATER ROPPONGIで開催され、MCは陣内智則と元日向坂46の齊藤京子が務めます。敗者復活の勝者はファイナリストに加わり、計10組による頂上決戦となります。このファイナリストの顔ぶれは、経験豊富な常連とフレッシュな新星のバランスが良く、21回大会の覇者マヂカルラブリーを超える激戦が予想されます。詳細は公式サイト(M-1グランプリ公式サイト)で確認可能です。
準決勝の成功により、年末のお笑いシーズンが本格化。視聴者の皆さんも、決勝に向けて各コンビのネタを予習し、熱い応援をお願いします。
M-1グランプリ 歴代優勝者一覧(第1回~第20回)
2001年にスタートした「M-1グランプリ」は、日本のお笑い界最高峰の漫才コンテストとして20年以上の歴史を刻んできました。以下に、第1回から最新の第20回(2024年)までの歴代優勝者をまとめました。
歴代優勝者一覧
- 第1回(2001年):中川家(中川剛・礼二)
- 第2回(2002年):ますだおかだ(増田英彦・岡田圭右)
- 第3回(2003年):フットボールアワー(岩尾望・後藤輝基)
- 第4回(2004年):アンタッチャブル(山崎弘也・柴田英嗣)
- 第5回(2005年):ブラックマヨネーズ(小杉竜一・吉田敬)
- 第6回(2006年):チュートリアル(徳井義実・福田充徳)
- 第7回(2007年):サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)
- 第8回(2008年):NON STYLE(石田明・井上裕介)
- 第9回(2009年):パンクブーブー(佐藤哲夫・黒瀬純)
- 第10回(2010年):笑い飯(西田幸治・哲夫)
- 第11回(2015年):トレンディエンジェル(斎藤司・たかし)
- 第12回(2016年):銀シャリ(鰻和弘・橋本直)
- 第13回(2017年):とろサーモン(久保田かずのぶ・村田秀亮)
- 第14回(2018年):霜降り明星(せいや・粗品)
- 第15回(2019年):ミルクボーイ(駒場孝・内海崇)
- 第16回(2020年):マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)
- 第17回(2021年):錦鯉(長谷川雅紀・渡辺隆)
- 第18回(2022年):ウエストランド(井口浩之・河本太)
- 第19回(2023年):令和ロマン(高比良くるま・松井ケムリ)
- 第20回(2024年):令和ロマン(高比良くるま・松井ケムリ)※2連覇達成
特徴と記録
- 史上唯一の2連覇:令和ロマン(2023年・2024年)
- 最年長優勝:錦鯉・長谷川雅紀(当時50歳、2021年)
- 復活後の初代王者:トレンディエンジェル(2015年、5年ぶり大会再開後)
- 吉本興業以外からの優勝:笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属だが、当時松竹芸能から移籍直後)、マヂカルラブリー(吉本だが独自路線)、錦鯉(SMA)、ウエストランド(タイタン)、令和ロマン(吉本だがケイダッシュステージ提携)など、多様化が進んでいる
21回目を迎える2025年大会も、激戦の決勝が目前です。歴代王者の名に恥じない新たな伝説が生まれるのか――12月21日の放送が今から待ち遠しいですね!
