第76回NHK紅白歌合戦の出場歌手発表
NHKは2025年11月14日正午頃、第76回NHK紅白歌合戦(2025年12月31日午後7時20分~11時45分、NHK総合ほか)の出場歌手を東京・渋谷のNHKで正式に発表しました。この発表は、NHK放送100周年を締めくくる同番組のテーマ「つなぐ、つながる、大みそか。」に沿った内容で、記者会見の模様はNHK公式ホームページ、YouTube、X(旧Twitter)でライブストリーミング配信されました。司会は綾瀬はるか(4回目)、有吉弘行(3年連続3回目)、今田美桜(初)、鈴木奈穂子アナウンサー(2年連続2回目)が務めます。放送はNHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1で生放送され、NHKプラス(新NHKプラス)で同時・見逃し配信されます。
出場歌手の全体概要
出場歌手は紅組20組、白組17組の計37組で、初出場は紅組7組、白組2組です。初出場組にはTikTok発のヒット曲でブームを起こしたFRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、M!LKらが名を連ね、アイドルや新世代アーティストの活躍が目立ちます。また、岩崎宏美は37年ぶりの出場を果たしました。特別企画として堺正章が出演します。以下に紅組・白組別に全出場歌手の一覧を示します。リストは五十音順に基づきます。
紅組出場歌手一覧
- アイナ・ジ・エンド(初出場)
- あいみょん(7回)
- ILLIT(2回)
- 幾田りら(初出場)
- 石川さゆり(48回)
- 岩崎宏美(15回)
- aespa(初出場)
- CANDY TUNE(初出場)
- 坂本冬美(37回)
- 髙橋真梨子(7回)
- ちゃんみな(初出場)
- 天童よしみ(30回)
- 乃木坂46(11回)
- HANA(初出場)
- Perfume(17回)
- ハンバート ハンバート(初出場)
- FRUITS ZIPPER(初出場)
- MISIA(10回)
- 水森かおり(23回)
- LiSA(4回)
(注:全20組を記載。括弧内は出場回数)
白組出場歌手一覧
- &TEAM(初出場)
- ORANGE RANGE(3回)
- King & Prince(6回)
- 久保田利伸(2回)
- 郷ひろみ(38回)
- サカナクション(2回)
- 純烈(8回)
- TUBE(3回)
- Number_i(2回)
- 新浜レオン(2回)
- Vaundy(3回)
- BE:FIRST(4回)
- 福山雅治(18回)
- 布施 明(26回)
- Mrs. GREEN APPLE(3回)
- 三山ひろし(11回)
- M!LK(初出場)
(注:全17組を記載。括弧内は出場回数)
発表会見のハイライト
発表会見では、初出場者のアイナ・ジ・エンド、幾田りら、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、ハンバート ハンバート、FRUITS ZIPPER、&TEAM、M!LK、特別企画の堺正章が登壇し、それぞれ意気込みを語りました。例えば、ちゃんみなとHANAは色とりどりの髪色で登場するなど、華やかな雰囲気で進行しました。この発表により、紅白歌合戦の多様な音楽シーンを反映したラインナップが注目を集めています。
第76回NHK紅白歌合戦 初出場歌手紹介
NHKは2025年11月14日に第76回NHK紅白歌合戦の出場歌手を発表し、初出場組として紅組からアイナ・ジ・エンド、幾田りら、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、ハンバート ハンバート、FRUITS ZIPPER、白組から&TEAM、M!LKが名を連ねました。これらのアーティストは、今年の音楽シーンを象徴する活躍を見せ、発表会見ではそれぞれが意気込みを語りました。以下に、各初出場歌手のプロフィールと発表時のコメントを中心に紹介します。
アイナ・ジ・エンド(紅組)
アイナ・ジ・エンドは、元BiSHのメンバーとして2021年の紅白歌合戦に出場した経験を持つシンガーソングライターで、30歳。BiSH解散後、ソロアーティストとして活動を本格化させ、2025年7月にリリースした「革命道中」がサブスクリプションサービスで総再生回数1億回以上を記録し、ビルボードグローバル200にもランクインする国際的なヒットを飛ばしました。表現力豊かな歌声と独自の世界観が特徴です。発表会見では、ソロ初出場への喜びを語り、会見に参加した初出場組の一員として意気込みを述べました。
幾田りら(紅組)
幾田りらは、25歳のシンガーソングライターで、ユニットYOASOBIのボーカルとして紅白歌合戦に3度出場した経歴を持ちます。ソロアーティストとしては初出場。2025年は恋愛リアリティーショーの主題歌を担当するなど、ソロ活動が活発化し、多様な楽曲で注目を集めました。会見では、「日本の大みそかの夜を私の楽曲で彩ることができたら」と、ソロとしてのステージへの期待を述べ、YOASOBI時代とは異なる表現への意欲を示しました。
CANDY TUNE(紅組)
CANDY TUNEは、アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」に所属する女性アイドルグループで、TikTok発の楽曲「倍倍FIGHT!」が若者を中心に大ヒットし、SNSで一大ブームを巻き起こしました。キャッチーなメロディーと振り付けが特徴のグループです。初出場組として発表会見に登壇し、メンバーらはブームの原動力となったファンへの感謝を語りました。この出場は、TikTokを起点とした新世代アイドルの台頭を象徴しています。
ちゃんみな(紅組)
ちゃんみなは、日米ハーフのラッパー兼シンガーソングライターで、多様なバックグラウンドを活かしたパワフルなパフォーマンスが魅力。2025年はヒット曲を連発し、音楽シーンで存在感を増しました。初出場として会見に出席し、HANAとともに色とりどりの髪色で登場するなど、華やかな姿で注目を集めました。会見では、初出場の喜びとステージでのエネルギッシュな表現への意気込みを述べ、多様な音楽のつながりをテーマに語りました。
HANA(紅組)
HANAは、2025年にデビューしたばかりのガールズグループで、デビュー年に紅白出場を果たす快挙を達成。ビルボードJAPANのチャートで上位を記録し、国内女性ダンス&ボーカルグループのトップを走る存在です。メンバーMOMOKAは会見で、「愛をくださる方々のおかげ」と感謝の言葉を述べました。ちゃんみなとともに会見で色鮮やかなヘアスタイルを披露し、初出場の興奮を共有。デビュー年の勢いが評価された出場です。
ハンバート ハンバート(紅組)
ハンバート ハンバートは、夫婦デュオの音楽ユニットで、放送中のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌「笑ったり転んだり」を担当。フォーク調の温かみのある楽曲で視聴者を魅了しています。初出場に際し、メンバー佐野遊穂は会見で「紅白歌合戦は例年家でテレビの前で見るものだと思っていましたので、まさか自分たちが出ることっていうのは全く考えてなかった」と驚きを明かし、「凄く緊張してしまって寿命が縮むんじゃないかな」とユーモアを交えて語りました。朝ドラとの連動企画としても期待されています。
FRUITS ZIPPER(紅組)
FRUITS ZIPPERは、「KAWAII LAB.」所属の7人組女性アイドルグループで、TikTokで「わたしの一番かわいいところ」が爆発的にヒットし、SNS総再生回数が数億回を超えるブームを起こしました。キャッチーな楽曲と可愛らしいパフォーマンスが若者層に支持されています。初出場組として会見に臨み、メンバーらは後輩グループのCANDY TUNEとの合同ステージ案も話題に上がり、意気込みを述べました。この出場は、TikTok世代のアイドル文化の反映です。
&TEAM(白組)
&TEAMは、2020年にオーディション番組から誕生した9人組グローバルボーイズグループで、日本出身メンバーを中心に多国籍で構成。HYBE Labels Japan所属で、BTSの弟分として知られます。2025年は日韓両国でミリオンセールスを達成する快挙を成し遂げ、初の日本アーティストとして紅白出場。会見では、悲願の初出場を喜び、グローバルなファンへの感謝とステージでの一体感を約束しました。フレッシュなエネルギーが白組の新風となります。
M!LK(白組)
M!LKは、スターダストプロモーションのEBiDANプロジェクトから2014年に結成された5人組ボーイズグループで、2025年は結成10周年。アルバム「M!X」のリード曲「イイじゃん」がSNSで踊ってみた動画ブームを起こし、総再生回数が爆発的に増加しました。初出場に際し、会見で「念願の紅白で10周年を締めくくれる」と喜びを語り、ファンとのつながりを強調。TikTok発のヒットが評価され、白組の初出場組として注目されます。
これらの初出場歌手は、紅白のテーマ「つなぐ、つながる、大みそか。」に沿った多様なジャンルから選ばれ、放送100周年の節目を彩ります。詳細はNHK公式サイト(https://www.nhk.or.jp/kouhaku/artist76/)をご覧ください。
