橋下徹氏、北村晴男氏を痛烈批判の背景と経緯

橋下徹氏、北村晴男氏を痛烈批判

背景と経緯

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(56)が、2025年7月28日に自身のX(旧Twitter)を更新し、日本保守党の北村晴男参院議員に対して強い批判を展開しました。両氏は日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で共演していた間柄で、過去にも番組内での激しいやり取りから「不仲」との噂が囁かれていました。今回の発端は、北村氏が参議院選挙で日本保守党から比例代表として出馬し、約97万票という全国最多の得票で当選した直後の発言にあります。特に、北村氏が石破茂首相を「醜く奇妙な生き物」と表現し、連日にわたり同様の投稿を繰り返したことが物議を醸しました。

橋下氏の批判の内容

橋下氏は北村氏の投稿に対し、「日本保守党の連中は誹謗中傷が酷すぎる」「発言の仕方を一から勉強しろ」と強い口調で非難。さらに、「莫大な税金で飯を食い、権力を扱うという公人の自覚のないまま、コメンテーター気分が抜けないバカな国会議員が誕生したということ」「こういう連中に限って『日本が壊れていくのは許せない!俺が日本を守る!』と叫ぶ。日本を壊しているのはアンタだよ」と痛烈に批判しました。橋下氏は、北村氏がこれまで狭いコミュニティ内で支持を得てきたスタイルを問題視し、公人としての責任感や発言の慎重さを欠いていると指摘しています。

北村氏の発言とその反響

北村氏は7月23日から石破首相を「奇妙な生き物」「気味が悪い」「どこまでも醜い、奇妙な生き物」などと形容する投稿をXで21回にわたり行いました。これに対し、ネット上では賛否両論が巻き起こり、橋下氏の批判に「元共演者として忠告してほしい」との声や「行列の対決再び」と過去の共演を懐かしむ声も見られました。一方で、橋下氏自身Xのコメントでは橋下氏に対し厳しいコメントや、北村氏を支持する声も上がっており、議論が過熱しています。

二人の関係と今後の影響

橋下氏と北村氏は『行列のできる法律相談所』で「史上最強の弁護士軍団」として共演し、番組内での激論が視聴者に印象深いものでした。北村氏は参院選当選後、フジテレビの選挙特番で橋下氏に対し「あなたの苦労を今、初めて知りました」と語り、選挙の厳しさを共有する場面もありました。しかし、今回の橋下氏の批判は、両者の関係が依然として緊張感を帯びていることを示しています。この対立が政治やメディアの場でどのような影響を及ぼすのか、注目が集まっています。