『酒のツマミになる話』終了告知VTRの概要
フジテレビ系バラエティー番組『酒のツマミになる話』(金曜後9:58放送)は、2025年10月31日の放送回冒頭にて、年内での放送終了が正式に発表されました。この発表は、番組公式サイトでの事前告知に続き、番組内でテロップとナレーション、MCの千鳥・大悟が出演するVTRによって行われました。VTRは大悟が単独で登場し、終了の経緯と今後の放送予定について簡潔に語る内容となっています。番組の歴史的背景として、元々は松本人志の冠番組として2021年4月にスタートし、2024年2月からは大悟がMCを務めていました。
告知VTRの放送タイミングと形式
2025年10月31日の放送回冒頭で、画面全体にテロップが表示され、女性ナレーターが以下のメッセージを読み上げました:「酒のツマミになる話は、年内をもって放送を終了することが決まりました。これまでご覧いただき誠にありがとうございます。千鳥のお二人をはじめ、番組に出演してくださった皆様に感謝いたします。」このナレーション直後、大悟のVTRが挿入されました。VTRの形式はシンプルで、大悟が黒のパーカ姿でカメラに向かって話すスタイルです。
VTRの内容詳細
VTRでは、大悟が相方のノブとの話し合いを踏まえた決定として、終了を宣言しています。主な発言内容は以下の通りです:
- 「どうも、千鳥の大悟です。ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめま~す。」
- 「やめますが、何本か収録していますので、その時に出ていただいたゲスト、そして芸人は一生懸命面白い話をしてくれています。なので、それは今まで通りお楽しみください。今日も当然。」
これにより、視聴者に対して、すでに収録済みのエピソード(最終回を含む)は予定通り放送されることを強調しています。VTRの締めくくりとして、大悟は「それでは、面白くなければ、テレビじゃない、フジテレビ! ありがとうございました。」と挨拶し、番組本編へ移行しました。
「それでは、面白くなければ、テレビじゃない、フジテレビ!」の解説
このフレーズは、フジテレビの長年のキャッチコピー「面白くなければ、テレビじゃない」を引用したものです。1981年に制定され、1997年以降は公式スローガンとして使用され続けています。大悟は番組の最後にこの言葉をあえて用いることで、番組終了という重い発表の中でも「面白さ」を最後まで貫く姿勢を示しました。また、フジテレビに対する皮肉や挑戦的なニュアンスも含まれていると解釈されており、特に10月24日放送回の内容差し替え問題を受けての局への不信感が背景にあるとの見方が強いです。SNS上では「大悟さんの最後の挨拶に込められたメッセージが重い」「フジへの当てつけか?」といった声が相次ぎました。この一言により、単なる終了告知を超えた番組の矜持と大悟個人の覚悟が強く印象づけられました。
終了の背景と公式発表の文脈
番組公式サイトでは、10月29日に終了が正式発表され、10月24日放送回の急な内容変更(ハロウィーン特別回の差し替え)について謝罪が述べられていました。発表文では、「放送後、千鳥のお二人より降板のお申し出があり、社内で協議した結果、年内をもって番組を終了することとなりました。」と説明されています。VTRはこの公式発表を補完する形で、大悟本人の言葉で視聴者に直接伝えています。終了の直接的な理由については、VTR内で詳細は触れられていませんが、報道によると、10月24日の収録内容に対する局側の対応がきっかけとなったとされています。
VTRの視聴者への影響と反響
VTRは番組のファンにとって衝撃的な内容でしたが、大悟の軽妙な語り口により、悲壮感を抑えたトーンで伝えられました。SNS上では、「大悟さん怒ってたな」「惜しむ声が多い」などの反応が見られ、番組の人気を物語っています。収録済み分が放送されるため、年内最終回まで視聴を呼びかける形となっています。
