Xプレミアムの青いチェックマークとは
X（旧Twitter）の青いチェックマークは、Xプレミアムまたはプレミアムプラスプランに加入することで付与される認証バッジです。このバッジはアカウントの信頼性を示し、一般ユーザーでも有料プラン加入で取得可能です。ただし、課金直後に自分のアカウントでチェックマークが表示されても、別のアカウントからすぐには見えない場合があり、これは主に審査プロセスの遅延によるものです。以下で、付与プロセスやその挙動を詳しく解説します。
チェックマークの付与プロセスと審査
Xプレミアムに加入すると、まず「ご利用のアカウントに青いチェックマークを付与するかどうかがまもなく審査されます」という通知が届きます。この通知は、審査プロセスの開始を示します。Xはアカウントの電話番号認証、過去30日以内の活動、プロフィール（画像、ユーザー名、表示名）の安定性、スパムや誤解を招く行為の不在を確認します。審査は自動処理と手動確認を組み合わせ、通常48時間以内に完了するとされていますが、システム負荷やプロフィールの状態により、通常48時間以上かかる場合もあります。筆者の場合は土日を挟んで4日（木曜日にプレミアムに加入し、月曜日に審査完了）かかりました。審査が完了しても、完了を通知するメッセージは届いておらず、別のアカウントから自分のアカウントを見てチェックマークがついていたので審査が完了したとわかりました。
別のアカウントからの表示の違い
課金直後に自分のアカウントでチェックマークが見える場合、これはクライアント側での仮表示であることが多く、別のアカウントから見えないのは審査が未完了であるためです。例えば、加入から4日後に他のアカウントからチェックマークが見えた場合、審査が完了し、サーバーでのデータ同期が反映されたタイミングと考えられます。この遅延はXの仕様によるもので、すべての加入者に共通です。サーバー同期自体も数時間から1日程度かかることがありますが、主要な原因は審査の処理時間です。
審査の条件と影響
チェックマーク付与のための審査条件は以下の通りです
- 電話番号認証が完了していること
- 過去30日以内にアカウントがアクティブであること
- プロフィール画像、ユーザー名、表示名が最近変更されていないこと
- スパムや誤解を招く行為に関与していないこと
これらの条件を満たさない場合、審査が遅れるか、チェックマークが付与されないことがあります。特に、加入直後のプロフィール変更は再審査を誘発し、表示が遅れる原因となります。審査期間はシステムの混雑や手動確認の有無により異なり、4日かかるケースも一般的です。
青いチェックマークのメリットと注意点
青いチェックマークのメリットは以下の通りです
- 信頼性の向上：認証バッジにより、アカウントの信頼性がアピール可能。
- 機能の拡張：投稿の編集、長文投稿、リプライの優先表示、広告表示の削減などの特典。
- 広告出稿の条件：Xでの広告配信には青いチェックマークまたは金色バッジが必要。
注意点として、2024年4月以降、チェックマークの非表示オプションは廃止され、プレミアム加入中は強制表示されます。また、プロフィール変更後に再審査が行われ、一時的にチェックマークが非表示になる場合があります。ベーシックプランではチェックマークは付与されません。
スムーズな利用のためのポイント
チェックマークの付与をスムーズにするには、以下の対策が有効です
- プロフィールの事前設定：加入前にプロフィール画像、ユーザー名、表示名を設定し、変更を避ける。
- 審査期間の想定：課金後、数日から1週間程度でチェックマークが他のユーザーから見えるようになることを見込む。審査完了の通知は届かないため、定期的に確認する。
- 確認の工夫：別のアカウントやデバイスで確認し、ブラウザのキャッシュをクリアして最新の状態をチェックする。
- サポートへの問い合わせ：1週間以上表示されない場合は、Xヘルプセンター（https://help.x.com/）に連絡する。
Xプレミアムの青いチェックマークは、信頼性向上や機能拡張に役立ちますが、審査による遅延や完了通知の不在が混乱を招くことがあります。この仕様を理解し、プロフィールを安定させることで、Xを効果的に活用できます。
