3月4日のKOSPI概要
2026年3月4日のKOSPI指数は、急激な下落を記録しました。取引中にサーキットブレーカーが発動される事態となりました。この日のパフォーマンスは、前日の下落に続く形で市場の不安定さを示すものでした。
取引データ
始値は5,592.59、高値は5,672.12、安値は5,059.45、終値は5,093.54となりました。出来高は1.62億株で、前日比変化率は-12.06%でした。このデータは、Yahoo Financeの歴史データでも同様に確認されており、調整後終値も5,093.54です。
市場の動き
KOSPIは取引開始直後から下落し、最大で12%を超える下げ幅を記録しました。韓国取引所は一時的に取引を停止するサーキットブレーカーをKOSPIとKOSDAQの両方で発動しました。午前中の取引では、KOSPIが8.10%下落して5,322.93となり、KOSDAQも8.13%下落して1,045.24となった時点で停止措置が取られました。また、別の報告では早朝の取引でKOSPIが5.41%下落して5,478.85となった事例も確認されています。
影響を受けた銘柄
主要銘柄では、サムスン電子の株価が11.7%下落し、SKハイニックスが9.6%下落しました。これらの下落は、指数全体の急落に寄与しました。中盤の取引ではサムスン電子が10%以上、SKハイニックスが8%の下落を記録した報告もあります。
下落の背景
この日の下落は、中東地域の紛争拡大、特にイランとの戦争の激化とそれに伴う石油価格の上昇が主な要因となりました。エネルギーセキュリティへの懸念が、AI関連の楽観論を上回り、市場全体に売りが広がりました。米国・イスラエルによるイランへの攻撃が地域戦争の懸念を高め、グローバルな売却圧力を強めました。前日の7.2%下落に続き、2日間で2008年の金融危機以来最悪の成績となりました。アジア株式市場全体でも同様の傾向が見られ、MSCI Asia Pacific Indexが2.8%下落しました。
KOSPIとは
KOSPI(Korea Composite Stock Price Index、韓国総合株価指数)は、韓国の株式市場を代表する主要な株価指数です。韓国取引所(KRX)の有価証券市場に上場されているすべての普通株を対象とし、時価総額加重平均方式で算出されます。アメリカのS&P500に相当する存在として、韓国経済全体の動向を示すベンチマーク指数として広く利用されています。
算出方法と基準
1980年1月4日の時価総額を基準値100として、算出時点の時価総額を分子に、基準時点の時価総額を分母として指数化されます。KOSPI = (比較時点の時価総額 / 基準時点の時価総額) × 100 です。有償増資、無償増資、合併などのコーポレートアクションが発生した場合、基準時価総額を調整して連続性を維持しています。この方式により、大型株(特にサムスン電子など)の影響が指数に強く反映される特徴があります。
歴史的背景
KOSPIは1983年に導入され、当初は総合株価指数としてスタートしました。2005年11月1日に現在の「韓国総合株価指数」という名称に変更されています。韓国株式市場の歴史とともに変動し、1997年のアジア通貨危機や2008年のリーマンショックで大きな下落を経験した一方、半導体・自動車などの輸出産業の成長により回復を繰り返してきました。近年ではAI関連需要や半導体ブームにより急上昇し、2026年2月には史上初めて6,000ポイントを突破するなど、顕著な上昇を見せていました。
主な構成銘柄
KOSPI全体を構成する銘柄数は1,800社を超えていますが、特に影響力の大きい銘柄としてサムスン電子、SKハイニックス、現代自動車、起亜自動車、NAVER、カカオ、POSCO、LG化学などが挙げられます。これらの大型株が指数の大部分を占め、半導体・自動車・ITセクターの動向がKOSPIの変動に大きく寄与します。また、KOSPI200という派生指数もあり、時価総額上位200銘柄で構成され、全体の約93%をカバーしています。
最近の文脈
3月4日の急落は、2月末までの上昇トレンドからの急転換を示しています。2月にはKOSPIが6,000を突破し、年始からの上昇率が45%に達していましたが、3月に入り連続下落でその利益が削られました。2月26日には6,307.27で終わり、3.67%の上昇を記録していましたが、3月3日の-7.24%下落で5,791.91となり、続いての急落につながりました。
