トランプ大統領のイラン攻撃の目的
2026年2月28日、米国とイスラエルはイランに対して大規模な軍事攻撃を開始しました。ドナルド・トランプ米大統領は同日、自身のソーシャルメディア「Truth Social」に8分間の動画声明を投稿し、攻撃の開始を発表するとともに、その目的を明確に説明しています。
トランプ大統領が公式に表明した攻撃の主な目的
トランプ大統領は声明の冒頭で、攻撃の全体目標を次のように述べています。「わずか少し前に、米軍はイランにおいて大規模な戦闘作戦を開始しました。我々の目的は、イラン政権という凶悪で非常に強硬で恐ろしい人々の集団による差し迫った脅威を排除し、米国民を守ることです。」この声明を基に、具体的な目的を以下に分類して紹介します。
1. イランによる核兵器取得の完全阻止
トランプ大統領は繰り返し強調したのが、イランが核兵器を保有する可能性を絶対に排除することです。「イランはこのテロリスト政権が核兵器を持つことは決して許されない」「イランは決して核兵器を持つことはない」と明言しています。2025年6月の「Operation Midnight Hammer」では既にイランの核施設(Fordow、Natanz、Isfahan)を破壊したと指摘し、その後もイランが核プログラムの再構築を試みたため、今回の攻撃で「イランが核兵器を取得しないことを確実にする」としています。長距離ミサイルとの組み合わせで米国本土や同盟国を脅かすリスクを防ぐことが核心です。
2. イランの弾道ミサイルプログラムと関連産業の完全破壊
声明では「イランのミサイルを破壊し、ミサイル産業を地面から消し去る」「完全に破壊する」と具体的に目標を挙げています。イランが長距離ミサイルを開発・強化し、欧州の同盟国、海外駐留米軍、将来的に米国本土を脅かす能力を獲得しつつあると指摘。これを「根絶」することで、地域および世界の安定を確保するとしています。
3. イラン海軍の壊滅と代理勢力(Axis of Resistance)への脅威排除
トランプ大統領は「イランの海軍を壊滅させる」と明言。さらに、イランが支援するテロ組織(レバノン、シリア、イラク、イエメンなどの代理勢力)による攻撃を封じることを目的としています。これらの勢力は過去に米軍や同盟国に対する攻撃を繰り返しており、「地域や世界を不安定化させる活動を阻止する」ことが攻撃の重要な柱です。47年間にわたる「Death to America」のスローガンや具体的な過去の攻撃事例(ベイルート米軍兵舎爆破、USS Cole攻撃など)を挙げ、こうした脅威をこれ以上容認しない方針を示しています。
4. イラン国民に対する政権打倒の機会提供
声明の最後に、トランプ大統領はイラン国民に向けて直接呼びかけています。「偉大で誇り高いイラン国民に告げる。今、あなた方の自由の時が来た。爆撃が終わった後、あなた方の政府を乗っ取れ。それはあなた方のものになる。これはおそらく何世代にもわたる唯一の機会だ」と述べ、攻撃がイラン国民に政権交代の機会を与えるものであると位置づけています。米軍の「圧倒的な力と壊滅的な力」で支援するとし、国民の自発的な行動を促しています。
攻撃の全体像と継続方針
トランプ大統領は今回の作戦を「大規模かつ継続的なもの」と位置づけ、「目標を達成するまで、または中東全体、そして世界の平和を達成するまで中断なく続ける」と表明しています。イスラエルとの共同作戦であることも明らかであり、核・ミサイル・海軍の破壊に加え、政権指導層への打撃も含まれています。目的は一貫して「米国民と同盟国の防衛」であり、外交的解決の試みをイラン側が拒否した結果として位置づけられています。
この記事は、トランプ大統領本人の動画声明をまとめています。状況は流動的ですので、最新情報は公式ソースで確認してください。
