東京の中古マンション価格:前年比約30%上昇の現状
2025年の東京23区における中古マンションの平均希望売り出し価格は、70平方メートルあたり1億393万円に達しました。前年の7720万円から34.6%上昇しており、これは1997年以降のデータで初めて1億円を超え、上昇率も過去最大となりました。この価格高騰は都心部を中心に顕著で、市場全体に影響を及ぼしています。
価格推移の詳細
2025年12月時点で、東京23区の中古マンション価格は前月比4.1%高の1億1960万円となり、最高値を更新し続けています。また、2025年6月度の東京都区部の中古マンション成約㎡単価は、調査開始以来最高の前年同月比プラス30.6%を記録し、10カ月連続で過去最高額を更新しました。これにより、平均価格が1億円を超える状況が定着しています。
地域別の変動
都心部と郊外で価格の二極化が鮮明となっており、2019年から2025年までの6年間で、麻布十番駅周辺は2.31倍、勝どき駅周辺は2.22倍の上昇を示しました。2025年11月時点の東京23区全体の平均売買平米単価は約114万円で、2016年の約66万円から48万円増加しています。特に江東区は77.1%の上昇で平米単価111万円に達しました。
市場要因の概要
価格上昇の背景には、首都圏の中古マンション在庫数が2025年2月時点で前年比5.1%減少し、10ヶ月連続で前年同月を下回っていることがあります。また、新築マンションの高騰が中古市場に連鎖し、2025年の東京23区新築マンション平均価格は前年比21.8%上昇の1億3613万円となりました。さらに、不動産投資家による築浅物件の売買増加や、新築の高価格帯へのシフトが中古価格を押し上げています。
今後の市場動向
2025年11月の東京23区ファミリー向き中古マンション掲載価格は1億822万円で、前年同月比146.0%となり、20ヶ月連続で上昇して過去最高を更新しました。都心6区では1億7305万円に達し、反響価格も1億1073万円で過去最高を記録しています。在庫減少が14ヶ月連続で続く中、価格の高止まりが継続しています。
大阪の中古マンション価格:前年比の上昇状況
2025年10~12月の大阪市の中古マンション平均価格は9,776万円で、前年同期比プラス24.6%上昇しました。これは前期比でもプラス12.2%であり、市場の活況を示しています。また、大阪市中心6区のファミリー向き中古マンション平均掲載価格は8,045万円で、前年同月比153.2%と大幅に上昇しています。シングル向きでは大阪府全体で2,863万円、前年同月比148.5%となりました。
価格推移の詳細
2025年12月時点の大阪府全体の中古マンション平均売買平米単価は52万円で、2016年比約58%上昇しています。大阪市北区では9年前比132.4%の上昇率で、平均売買平米単価107万円に達しました。近畿圏全体の中古マンション成約価格は3,206万円で、前年同期比6.2%増となりました。
地域別の変動
大阪市中心6区のシングル向き中古マンションは1,414万円で前年比160.8%上昇し、平均掲載平米単価97万円で前年比133.1%となりました。大阪市中央区では9年前比90.7%の上昇で平均売買平米単価90万円に達しています。また、ファミリー向きでは大阪市中心6区が8,884万円で前年比146.5%上昇しました。
地方都市の中古マンション価格:前年比の上昇動向
2025年の地方都市では、中古マンション価格の上昇率が地域によって多様であり、一部の郊外や地方エリアで高い騰落率が見られます。例えば、新潟県南魚沼郡湯沢町では前年比48.68%の上昇を記録し、全国で1位となりました。また、北海道札幌市東区では前年比24.96%上昇しました。全体として、地方では都心部に比べて上昇率のばらつきが大きく、一部で頭打ち感も出ています。
価格推移の詳細
2025年11月の全国中古マンション相場では、地方エリアの騰落率上位に北海道や東北、甲信越の地域が入り、宮城県仙台市太白区で前年比16.66%上昇しました。愛知県名古屋市中村区では前年比27.21%上昇を記録しています。福岡県福岡市城南区では前年比22.12%の上昇となりました。
地域別の変動
2025年の騰落率ランキングでは、地方郊外の海老名市(神奈川県)や福岡市早良区で高い上昇率が見られ、全国上位にランクインしました。石川県金沢市では前年比14.41%上昇、山口県下関市で14.45%上昇しました。これらの地域では、中心部に比べて価格が安価だったため、需要の流入により上昇が顕著となっています。
