MCJのMBOによる株式非公開化発表
パソコン生産を手掛けるMCJは、2026年2月5日にMBOを実施して株式を非公開化することを発表しました。この発表は、同社が米投資ファンドのベインキャピタルと連携して行うTOBを通じて実現されるものです。TOBの総額は2000億円規模に達します。
発表の詳細
MCJはマウスコンピューターをはじめとする子会社を傘下に持ち、パソコン関連事業を展開しています。今回のMBOは、経営陣が参加する買収形式で進められ、TOBが成立した場合、MCJは上場廃止となります。
TOBの実施内容
TOBの期間は2026年2月6日から3月24日までです。買い付け価格は1株あたり2200円に設定されており、これは発表前日の終値よりも約4割高い水準です。この価格で株式の公開買い付けが行われます。
買収後の計画
買収が完了した後、MCJの現在の経営体制が維持される見込みです。非公開化により、柔軟な経営判断が可能になることが期待されますが、詳細な今後の事業戦略については発表時点で明示されていません。
ベインキャピタルの概要
ベインキャピタル(Bain Capital)は、米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く世界有数の独立系プライベート・エクイティ投資会社です。1984年にベイン・アンド・カンパニーの元パートナーらによって設立され、現在はプライベートエクイティ、クレジット、ベンチャーキャピタル、不動産など複数の資産クラスで運用を行っています。
運用資産とグローバル展開
ベインキャピタルは全世界で約1850億ドル(約27兆円規模)の運用資産を有しており、世界各地にオフィスを展開しています。日本では2006年に東京オフィスを開設して以来、国内で最大級のプライベートエクイティ投資および投資先支援チームを構築し、多くの企業への投資と価値向上支援を実現してきました。日本市場では特にTOBを活用した上場企業の買収やMBOに強みを発揮しています。
日本における活動とMCJ案件の位置づけ
日本進出以降、ベインキャピタルは東芝メモリ(現キオクシア)の買収をはじめとする大型案件や、複数の上場企業の非公開化案件を手掛けており、MCJのMBOもその一環としてベインキャピタルが主導する形で進められています。非公開化後の企業価値向上に向け、経営支援や成長戦略の実行をパートナーとして提供する方針です。
