S&P500指数ガイド:構成・歴史から2026年マイナス転落まで

S&P500の2026年、年初来パフォーマンスの概要
S&P500指数の概要

S&P500の2026年、年初来パフォーマンスの概要

S&P 500指数は2026年に入り、年初に一時的な上昇を示したものの、その後の下落により年初からの上昇分をすべて失い、年初来でマイナス圏に転じています。以下では、具体的な株価推移と関連要因を基に詳しく説明します。

年初の株価水準と上昇の推移

2025年12月31日のS&P 500の終値は6,845.50でした。2026年1月に入り、指数は上昇し、1月12日には6,977.27で引け、年初比で約1.93%の上昇を記録しました。この時点では、年初来で1~2%程度のプラス推移が見られました。

上昇分の喪失とマイナス転落

しかし、その後の売りが強まり、1月20日時点での終値は6,796.86となり、年初の6,845.50を下回りました。これにより、年初来リターンは価格ベースで-0.71%、トータルリターンで-0.65%となりました。この下落により、年初からのすべての上昇分が失われ、年初来でマイナスに転じています。

下落の主な要因

この急激な売りのきっかけとなったのは、トランプ政権によるEUや他の貿易相手国に対する関税の懸念が再燃したことです。これにより、市場のボラティリティが高まり、指数は年初来のプラスを一掃し、2025年末比でわずかに下回る水準に落ち込みました。

市場全体の文脈

2026年のS&P 500は、年初の段階でアナリストから12%のトータルリターンが予想されていましたが、早期の下落によりこれまでのところマイナスとなっています。過去のデータでは、2025年のリターンが17.88%であったのに対し、2026年の現時点でのパフォーマンスはこれを下回るスタートとなっています。

S&P500指数の概要

S&P 500指数は、米国株式市場の大手企業500社を対象とした株価指数で、大型株の動向を測る代表的な指標として広く認識されています。この指数は、市場資本額の約80%をカバーし、米国の株式市場全体の約75%を反映するように設計されています。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが管理しており、浮動株調整後の時価総額加重方式を採用しています。

歴史と背景

S&P 500の起源は1923年に遡りますが、現在の500社構成となったのは1957年です。以降、米国の経済成長を反映するベンチマークとして機能してきました。この指数は、NYSEやNASDAQに上場する大手企業を中心に選定され、定期的に構成銘柄が見直されます。

構成と選定基準

指数の構成銘柄は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが市場規模、流動性、財務健全性などを基準に選定します。主なセクターにはテクノロジー、金融、ヘルスケア、消費財などが含まれ、トップ10銘柄が指数の大きなウェイトを占めています。例えば、Apple、Microsoft、NVIDIAなどのテクノロジー企業が上位を形成しています。指数は11のGICSセクターに分類され、多様な産業を網羅しています。

現在の株価水準とパフォーマンス

2026年1月20日時点でのS&P 500の終値は6,796.86ポイントです。2026年の年初来リターンは価格ベースで-0.71%、トータルリターンで-0.65%となっており、年初からの下落を示しています。過去12ヶ月間の変化率は11.67%で、52週間の最高値は6,986.33ポイント、最低値は4,835.04ポイントです。

セクター別の見通し

2026年1月時点でのセクター展望では、S&P 500の11セクターのうち、エネルギーや素材セクターが相対的に弱含みである一方、テクノロジーやコミュニケーションサービスが指数を支えています。過去6ヶ月間のパフォーマンスは10.6%、過去12ヶ月間は17.7%です。