日本維新の会、吉村代表・藤田共同代表が高市総裁からの連立含む首班指名協力打診を発表
2025年10月15日、日本維新の会の吉村洋文代表と藤田文武共同代表は記者会見を開き、自民党の高市早苗総裁から連立政権を含む総理大臣指名選挙への協力打診があったことを明らかにしました。維新側はこれに応じ、政策協議を行う方針を表明しました。以下、会見の内容と今後の動きについて詳しく紹介します。
日本維新の会・吉村代表らコメント 自民・高市総裁との会談を終え(2025年10月15日)| TBS NEWS DIG
会見での発表内容
会見によると、10月15日夕方に国会内で高市総裁と日本維新の会の吉村代表、藤田共同代表による党首会談が行われました。高市総裁から、10月21日に予定される総理大臣指名選挙での協力要請に加え、連立政権を含む新たな政権枠組みへの参加打診があったことが確認されました。維新側は即答を避けつつ、政策協議を通じて対応を検討する方針を示しました。
政策協議の開始
会見で吉村代表は、政策協議を進めるため、明日10月16日15時から高市総裁および藤田共同代表、日本維新の会の政調会長である斎藤アレックス氏、自民党の小林鷹之政調会長の4人による会合を開催すると発表しました。この協議では、維新が掲げる社会保障改革、副首都構想、などの政策を中心に議論が進められる予定です。
維新の姿勢と今後の展望
吉村代表は、「政策がまとまるかどうかは現時点ではわからないが、真摯に協議を進めていきたい」と述べ、慎重ながら前向きな姿勢を示しました。連立協議の成否は、政策の一致度や党内調整にかかっており、特に自民党の公明党離脱後の議席不足を背景に、維新の動向が政局に大きな影響を与えると見られます。
日本維新の会は、是々非々の立場を維持しつつ、構造改革の実現を最優先に据えており、今回の協議が党勢拡大や今後の選挙にどう影響するかが注目されます。臨時国会を控え、与野党の再編や首相指名選挙の行方に目が離せません。