三代目 J SOUL BROTHERS・今市隆二、タクシートラブルで書類送検
人気ダンス＆ボーカルグループ「三代目 J SOUL BROTHERS」のメンバーである今市隆二（38）が、2025年4月5日に東京都内で発生したタクシートラブルにより、暴行と脅迫の疑いで警視庁に書類送検されました。この事件は、酒に酔った状態での不適切な行動が原因とされており、7月31日に所属事務所LDH JAPANが公式声明を発表し、謝罪と今市への処分を公表しました。
事件の詳細
事件は2025年4月5日午前5時ごろ、東京都内を走行中のタクシー内で発生しました。今市は飲食店での飲酒後、知人男性とタクシーに乗車。約10分間の乗車中に、運転席と後部座席を隔てるアクリル板を叩き、「殺すぞ」などの脅迫的な言動を行ったほか、運転手の腕を引っ張るなどの暴行を加えた疑いが持たれています。捜査関係者によると、今市は「乗車前に別の人と揉めてイライラしていた」と供述しているとされますが、警視庁は認否を明らかにしていません。
被害者側の声明
被害を受けたタクシー運転手の代理人弁護士（レイ法律事務所、担当：河西邦剛、西山晴基）は、事件に関する事実説明と注意喚起を発表しました。声明によると、今市と運転手には事前の面識がなく、運転手が経路を誤る、反抗的な態度を取る、または今市と口論になるなどの事実は一切なかったと強調。また、運転手の接客態度に問題はなく、車載カメラの映像でもその点が確認されたとしています。運転手は事件当日に被害届を提出し、金銭目的での行動ではないと明確に否定しています。さらに、被害者への誹謗中傷や憶測に基づく発言に対し、法的措置を検討する可能性も示唆されました。
LDHの対応と処分
LDH JAPANは7月31日、公式サイト上で「三代目 J SOUL BROTHERS 今市隆二に関するご報告」と題した声明を発表。事件の経緯として、今市が酒に酔った状態でタクシーに乗車し、同乗していた友人との口論が原因で車内外で乱暴な言動を取ったことを認め、「社会的に看過できない行動」として謝罪しました。事務所は4月中に今市本人からタクシー会社へ謝罪と示談の申し入れを行い、すでに会社との示談は成立済みと報告。ただし、運転手個人との示談は現時点で成立しておらず、引き続き誠意ある対応を続けるとしています。LDHはコンプライアンス委員会を開催し、今市に対し報酬返上と自宅謹慎を含む処分を決定しました。
世間の反応と今後の影響
SNS上では、事件に対する反応が大きく分かれています。一部ファンからは「今市くんがそんなことをするはずない」「信じて待つ」といった擁護の声が上がる一方、「被害者の恐怖を考えるべき」と冷静な意見も見られます。また、過去にLDH所属タレントが飲酒に関連した豪快なエピソードを公表していたことから、事務所全体の「酒豪イメージ」に冷ややかな声も上がっており、ガバナンスやメンタルケアの必要性が指摘されています。日本の芸能界ではスキャンダルが厳しく評価される傾向にあり、今市がどのように信頼を回復していくかが注目されます。
まとめ
今市隆二のタクシートラブルは、彼のキャリアにおける重大な試練となる可能性があります。事務所の迅速な対応や示談の進展は一定の評価を受けていますが、被害者への誠意ある対応と、今後の行動による信頼回復が求められる状況です。ファンや関係者、そして社会全体が今後の展開を見守っています。
