日本映画の歴代興行収入ランキング

歴代興行収入ランキング トップ10
実写映画の歴代興行収入ランキング トップ10

日本映画の歴代興行収入ランキング トップ10

2025年7月、映画「国宝」が興行収入70億円を突破し、100億円超えが期待されるニュースが話題を呼んでいます。公開からわずか数週間で記録的な動員を達成し、社会現象級の人気を博している本作は、日本映画史に新たな足跡を刻む可能性を秘めています。この勢いに乗って、以下では日本映画(邦画)の歴代興行収入トップ10と実写映画の興行収入トップ10を紹介します。これらの作品は、ストーリー、映像美、文化的影響力で多くの観客を魅了し、圧倒的な成功を収めてきました。

1. 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年) – 404.3億円

アニメ映画として日本国内の興行収入記録を塗り替えた本作は、テレビアニメ「鬼滅の刃」の続編。主人公・竈門炭治郎と仲間たちが無限列車で鬼と戦う物語です。コロナ禍での公開ながら異例の動員を記録し、社会現象に。緻密なアニメーションと感動的なストーリーが幅広い層に支持されました。

2. 千と千尋の神隠し(2001年) – 316.8億円

宮崎駿監督によるスタジオジブリの名作。少女・千尋が神々の世界で成長する物語は、アカデミー賞長編アニメーション部門やベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。2020年の再上映で興行収入が追加され、現在の記録に。時代を超えて愛される不朽の作品です。

3. 君の名は。(2016年) – 251.7億円

新海誠監督の代表作。彗星の接近を背景に、入れ替わる少年と少女の運命を描いた本作は、RADWIMPSの音楽と美しい映像で若者を中心に大ヒット。海外でも記録的な成功を収め、日本アニメの新たな地平を開きました。

4. ハウルの動く城(2004年) – 196.0億円

宮崎駿監督によるジブリ作品。魔法使いハウルと少女ソフィーの愛と冒険が描かれ、独特の世界観と心温まるストーリーが特徴。公開当時大きな話題となり、ジブリらしいビジュアルとテーマ性が多くの観客に支持されました。

5. もののけ姫(1997年) – 193.0億円

宮崎駿監督の壮大な物語で、自然と人間の共存をテーマにアシタカとサンの戦いを描きます。公開当時、日本映画の配給収入記録を更新。環境問題を扱った先見性と力強いストーリーで、ジブリの名をさらに高めました。

6. THE FIRST SLAM DUNK(2022年) – 158.7億円

人気漫画「SLAM DUNK」を原作としたアニメ映画。井上雄彦が監督を務め、湘北高校バスケ部の試合をリアルに描いた本作は、ファン待望の新作として大ヒット。迫力の試合シーンとキャラクターの成長が話題を呼びました。

7. 名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年) – 158.0億円

「名探偵コナン」シリーズの劇場版。北海道を舞台に、怪盗キッドや服部平次が登場するミステリーアクションが展開。シリーズの安定した人気に加え、新たなストーリー展開がファンを惹きつけ、記録的な興行収入を達成しました。

8. 崖の上のポニョ(2008年) – 155.0億円

宮崎駿監督による子ども向けの温かい物語。少年宗介と魚の少女ポニョの出会いを通じて、愛と自然の大切さを描きます。ジブリらしい色彩豊かなビジュアルとシンプルながら深いメッセージが家族連れに支持されました。

9. 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年) – 推定150億円以上(上映中)

「鬼滅の刃」シリーズの最新劇場版で、無限城での戦いを描く3部作の第1章。公開初週で55億円超を記録し、歴代最高のオープニング成績を達成。鬼殺隊と上弦の鬼の激闘が描かれ、社会現象級の人気を継続中です。上映中のため最終的な興行収入はさらに伸びる可能性があります。

10. 風立ちぬ(2013年) – 120.2億円

宮崎駿監督の集大成とも称される作品。航空エンジニア堀越二郎をモデルに、夢と現実の葛藤を描いた大人向けの物語。緻密な飛行機の描写と情感あふれるストーリーが高く評価され、ジブリ作品の新たな一面を示しました。

映画「国宝」の70億円突破は、このランキングのトップ10に迫る勢いを見せています。アニメ映画が上位を席巻する中、邦画の興行収入記録は今後も更新が期待されます。特に「鬼滅の刃」無限城編や「国宝」のような新作が、さらなる記録を生み出す可能性があり、日本映画の未来が注目されます。

注:興行収入データは2025年7月時点のものです。「劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来」は上映中のため、推定値を含みます。最終的な順位や金額は変動する可能性があります。

日本実写映画の歴代興行収入ランキング トップ10

日本の実写映画はアニメ映画に比べ興行収入で劣勢ながら、独自の魅力で多くの観客を惹きつけてきました。以下では、2025年7月時点での日本実写映画の歴代興行収入トップ10を紹介します。これらの作品は、ドラマ、アクション、歴史劇など多様なジャンルで大きな成功を収めています。

1. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年) – 173.5億円

人気テレビドラマ「踊る大捜査線」シリーズの劇場版第2作。織田裕二演じる青島俊作が、湾岸署を舞台に大規模な事件に挑む姿を描きます。ユーモアと緊張感のバランスが絶妙で、公開当時社会現象に。シリーズの人気と映画のスケール感が記録的な興行収入を牽引しました。

2. 南極物語(1983年) – 110.0億円

実話を基にした感動的なドラマで、南極観測隊が極寒の地で犬たちを置き去りにせざるを得なかった物語。犬たちのサバイバルと人間の葛藤が描かれ、公開当時の日本で大ヒット。情感豊かなストーリーと高倉健の演技が多くの観客を魅了しました。

3. 踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年) – 101.0億円

「踊る大捜査線」シリーズの初の劇場版。テレビドラマの人気を背景に、青島刑事の活躍とコミカルな仲間たちの掛け合いが話題に。公開当時、邦画実写映画として圧倒的な興行成績を記録し、シリーズの人気を不動のものにしました。

4. 子猫物語(1986年) – 98.0億円

子猫チャトランと子犬ミロの冒険を描いた動物映画。実写ならではの愛らしい動物たちの姿と、自然の中での心温まる物語が家族連れを中心に大ヒット。1980年代の日本映画界で異例の成功を収め、海外でも人気を博しました。

5. コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE MOVIE(2018年) – 93.0億円

人気医療ドラマ「コード・ブルー」の劇場版。山下智久や新垣結衣らが出演し、救命救急の現場での緊迫感と人間ドラマを描きます。シリーズの集大成としてファンから高い支持を受け、興行収入も大きく伸ばしました。

6. 天と地と(1990年) – 92.0億円

戦国時代を舞台にした歴史大作で、上杉謙信と武田信玄の戦いを描いた角川映画。豪華なキャストと大規模な合戦シーンが特徴で、歴史ファンだけでなく幅広い層にアピール。公開当時の邦画実写映画としてトップクラスの成功を収めました。

7. 永遠の0(2013年) – 87.6億円

百田尚樹のベストセラー小説を原作に、零戦パイロットの壮絶な人生を描いた戦争ドラマ。岡田准一の熱演と、家族愛や戦争の悲劇を丁寧に描いたストーリーが感動を呼び、幅広い世代に支持されました。

8. ROOKIES -卒業-(2009年) – 85.5億円

人気漫画「ROOKIES」を原作とした青春野球映画。佐藤隆太演じる熱血教師と不良生徒たちが野球を通じて絆を深める物語。ドラマシリーズの人気を背景に、感動的なストーリーと若者たちの成長が多くの観客を引きつけました。

9. 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年) – 85.0億円

片山恭一の同名小説を原作とした純愛映画。長澤まさみと森山未來の瑞々しい演技が話題となり、若者を中心に大ヒット。切ないラブストーリーと「セカチュー」ブームが社会現象となり、興行収入を押し上げました。

10. ゴジラ-1.0(2023年) – 82.5億円

「ゴジラ」シリーズの最新作で、戦後日本を舞台にゴジラの恐怖と人間ドラマを描いた話題作。山崎貴監督の緻密な演出と視覚効果が評価され、国内外で高い人気を獲得。特に北米での成功が注目され、日本実写映画の新たな可能性を示しました。

注:興行収入データは2025年7月時点のものです。「国宝」は上映中のため、推定値を含みます。最終的な順位や金額は変動する可能性があります。