都会と田舎での最低賃金の格差

厚生労働省から平成27年度の地域別最低賃金が掲載されていますが地方毎に最低賃金をまとめてみると主要都市の東京で907円、大阪858円、名古屋820円、福岡743円、北海道764円となっており一番低い県では693円となっていますので一番高い東京と比べると時給にして200円以上で1.3倍ほどの開きがあります。

最低賃金の決め方と労働者の都合

最低賃金の決め方は労働者の生計費、賃金、通常の事業の賃金支払い能力から総合的に決められているようですが労働者が仕事や高い賃金を求めて田舎から都会へ出る方が多い事を考えれば労働者の都合はあまり考慮されていない気はします。

忙しいのに時給が安い

例えば東京の人通りが少ないコンビニと地方の中心地にあるコンビニでは地方のコンビニで働く方が忙しいのに時給が低いという事も起こりえるので同じ日本にいながら都会と田舎でこれだけのひらきがあるのは疑問を感じてしまいます。

平成27年度の地域別最低賃金

関東地方
東京907円、神奈川県905、埼玉県820、千葉県817、栃木県751、茨城県747、群馬県737

関西地方
大阪府858円、兵庫県794、京都府807、滋賀県764、奈良県740、和歌山県731

東海地方
愛知県820円、静岡県783、岐阜県754、三重県771

北海道、東北地方
北海道764円、宮城県726、青森県695、岩手県695、秋田県695、山形県696、福島県705

信越、北陸地方
新潟県731円、富山県746、石川県735、福井県732、山梨県737、長野県746

中国、四国地方
広島県769円、岡山県735、鳥取県693、島根県696、山口県731、香川県719、徳島県695、愛媛県696、高知県693

九州地方、沖縄
福岡県743円、佐賀県694、長崎県694、熊本県694、大分県694、鹿児島県694、沖縄県693